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pusoの世界のモーニングvol.1 アイルランド編

皆さんおはようございます!
pusoの店主の和佳奈です。

この記事が公開される12月13日はpusoの世界のモーニングvol.1-アイルランド編-です◎pusoは札幌を拠点にしながら日本を(これからは世界も!)旅する喫茶店です。そんなpusoのモーニングで札幌にいながら世界を旅している気分になれるような、そんな朝を過ごしてもらえたらなと思い世界のモーニングをはじめます。

そんな今回はアイルランド編!
アイルランドでワーキングホリデーをしていたshioneさん(通称おねさん)がコラボで一緒にモーニングを作ってくださいますよ!

そんなおねさんのことを知ってもらいたいと思い、アイルランドでのワーホリのこと、おねさんの生きている上で大切にしている想いなどをインタビューをさせていただきました。


和佳奈:ではでは、早速自己紹介をお願いします!

おね:はい!札幌で社会人2年目をしているおねです。大学生の時にワーキングホリデーに行ってました!今日はよろしくお願いします〜

和佳奈:はーい!お願いします。じゃあまずはじめにおねがワーホリに行こうと思ったきっかけ

おね:きっかけは2つある!
①まずはワーキングホリデーという海外で働くことのできる制度がある国っていうのがそもそも限られているんだよね。日本はワーホリに行くことができる国だから、せっかくなら使いたい!って思っていて。もともとは留学に行くのもいいなと思ってたんだけど、ワーホリは働きながらお金も稼げて英語も学べる環境だから、稼げるのすごくいいしそれって得じゃん!って思ったかな!それに、ワーホリで稼いだお金で旅に行けるのも最高!って思ってさ!◎
②もう1つは、私は英語に自信がなかったから、その自信をつけたかったこと!英検の時の面接が本当に苦手だったの。緊張しいなのがネックで受からなかったこともあって。そこから英語苦手って意識になってしまってね。でも幼少期から英会話教室に通っていたり、中学校でもいい英語の先生に恵まれたり、英語に力を入れている高校だったりで、なにかと英語に関心はあったんだよね。好きな気持ちはあったから「できるようになりたい!」って思ってたんだ。
だから、英語系の大学にも進学して「なんとしても克服したい!」て気持ちもあったんだけど、ここでも英語をすらすら喋れない自分に自信がなくなってしまって。どうしてこんなに英語に関わってるのに話すことができないんだろう?って思っちゃってさ。

でも、ここまできて英語を話せないってことは自分は追い込まないと話せない性格なんだって気づきもあったんだよね。じゃあもう海外いくしかないじゃん!ってなったんだ

和佳奈:自分のことしっかり分析できてるのすごいなあ。でもさ、苦手意識はあっても好きな気持ちは変わらないのもすごいよね!

おね:そうだね、これがコンプレックスだってはっきり気づいたのは大学での授業を受けてた時だったな。単位取るための英語の授業とかに参加しても、なかなか追い込まれなくて。自分はここにいたとしてもダメだなって思ってさ、自分への期待のなさが行動力につながったっていうのもあるかな。ずっと自信のなさがあったけど、自信のなさに囚われて生きていたくなかったんだよね。

和佳奈:自信のなさとかコンプレックスがプラスになるってすごい!ところで、おねは大学何年生の時にワーホリに行ったの?結構お金貯めるのも大変そう…

おね:私は大学4年生の代で休学してワーホリ行ったよ!大学3年生の時はバイトも掛け持ちして頑張ってお金貯めてたなあ。でもちゃんと大学生活も楽しんだ!休学費用のかからない大学だったから、そこはすごく助かったポイントかなー

和佳奈:バイト掛け持ち尊敬いたします。ワーホリってさ、もうアイルランドに行ったらすぐ働いて!って感じなのかな?

おね:ううん!最初の3ヶ月はアイルランドの首都のダブリンの語学学校に通ってたよ。最初はスピーキングが全然できなくて、悔しい思いもしたな。話慣れてなかったからこそ、本当にどんどん実践していくって感じだった!

和佳奈:なるほど〜!でも語学学校に行って英語学んでから働けるのすごくいいね!そこからの生活とか、ワーホリはどんな感じだった?

おね:ヨーロッパだったからというのもあって本当に英語圏外のいろんな国の人がいて、いろんなことを学んだな。本当に文化の違いをたくさん感じた!自分の国の言語での文法と英語の文法って違ったりすることがあるから、文法が間違っているよ!って指摘されている人とかも見てたんだけど、それでも「だいたい言いたいことはわかる!」って思ったんだよね。意外とちゃんと通じてる!

和佳奈:えー!文法ちゃんとしてないと伝わらない気がしちゃってた!

おね:もちろん文法も大事なんだけど、文法も単語も全部完璧になってから実際に英語を話さなきゃいけない!なんてことはないんだなって思ってさ。とりあえず話しちゃおう!って、英語のハードルがすごく下がったんだよね。そこからは英語に対して「通じればいいし、伝えたい気持ちさえあれば生きていける世の中かもな。」って思うようになったな。英語がなくても、なんとかなるし、なんとかできるというマインド!あ、英語学ばなくていいんだよっていうススメではないけどね!!笑

和佳奈:わかるわかる(笑)とりあえず伝えようってする姿勢ってすごく大切な気がする。私も海外1人で行った時、英検4級しかなくてもなんとかなったぜ!

おね:そうなんだよね!できなかったとしても、どうにかなるな、どこでもいけるなって自信にもなったよ!

和佳奈:おねはワーホリでどんな仕事してたの?

おね:私はダブリンから離れた観光名所がある自然豊かな小さな町のホテルで働いてたよ!ベットメイキングとかウェイトレスをしてた!日本とは違う学びがいろいろあって面白かったな。

和佳奈:うんうん。すごいアバウトな質問だけど、ワーホリでの時間はどうだった?しんどいこととかも結構あった?

おね:今となっては、よかったことばかり浮かぶんだけど、日記を振り返ってみたら色々書いてたよ。例えばね、

これはある日の日記なんだけど
「ただいま20連勤を終えて、27連勤の中を過ごしている私です。手が朝痛くなるのが当たり前になって、これが腱鞘炎だということを最近まで知らずに過ごしてた(笑)やっぱり名前をつけられてる。って知らなかったら、ただ耐えることしか方法がないよね。名前や理由を知って救われることもある。
最近色々周りの環境が変わったせいで、自分の環境も変わっていったけど、悪く変わったわけじゃないし、今実際自分にとってとてもいい環境になったと思う。周りも素敵な人たちだし、仲良くなりたかったからこそ前よりも英語を使うようになって、今少しずつ仲良くなれてる気がする!こうやって英語によって徐々に仲が深まっているのが実感できると「英語」の意味が自分の中でだんだん大きくなって本当のやる気に繋がるんだなって思えてきてる!もっと仲を深めたいからこそ、英語もっと上手になろうって思える。腱鞘炎でうまく字を書けないし、日本語も日に日に下手になってるのも実感してるけどね!笑」

っていう日記!その当時は日本語を吐き出すことをしたいときは日記に書いたり日本にいる誰かに電話してたなあ。今この日記見てて思ったんだけど、最初は英語が話せないから周りに勘違いされちゃったり、銀行のA T Mでお金がなぜか機械に吸い込まれて困ったり(笑)何気ない話ができないこととか、もどかしいこともあったなあ。今思うといろんなことあった!

和佳奈:でもさ、この日記見てると言葉の壁を乗り越えていく過程がすごく浮かんできた。仲良くなれていく実感が湧くのすごくやりがいだよね。

おね:そうそう。本当にそうなんだよね。あとはアイルランドは移民の国でもあるから、多国籍文化ではあるんだけど、アジア人とか日本人の数は比較的少なかったからマイノリティも感じたな。日本人の真似をして目を釣り上げている真似をされたことがあって、きっと何気ない真似ではあったし悪気がないことはわかってるんだけどね。これも実際に行ってみて感じたことかなあ。

和佳奈:なるほどね。それこそおねは大学で様々なマイノリティについて学ぶゼミにいたよね?

おね:そうそう!だからこそ、マジョリティからマイノリティになることで客観的に見ることできたな。こうしたら傷つくかもしれないとか、マイノリティを感じる感覚とか実際に行って感じることが多かったよ。日本にいたときに自分や周りが生きづらさを感じることもあって、生きづらさにも名前がついていることも知ったりもして。ゼミに入ってから知識がついたりすることも多かったんだけど、知識があったからこそワーホリをする中でその視点に実際に気づけたのは学びだったよ。カテゴライズに囚われる必要ないなって思えたんだよね。

和佳奈:うんうん。知識があるからこそ気づけるポイントがあるってすごく共感。その先にちゃんと経験が紐づかれてるのもいいね。

おね:ね!あとは、すごく鮮明に覚えていることがあって。ブラジル人のルームメイトから宗教の話を聞いたんだよね。その子は家族で信仰している宗教があって。日本って、クリスマスや神社に行くことも身近だったり、そんな宗教の信仰に対して自由な部分がある国じゃない?
その子は日本と自分の国との宗教のギャップに気づいて「自分が信じている宗教が正しいのかわからない」って戸惑っちゃったんだよね。
話した後に思ったんだけど、宗教の話ってすごくセンシティブだったんだなって思っちゃってさ。これがルームメイトで信頼関係があった子だからよかったのかもしれないけど、自分がまだ知らないことが多すぎるし自分が想像していた範囲の宗教事情じゃないっていうことがわかったからもっと宗教のこと知りたいし、学びたいって思ったんだよね。だから帰国後は宗教のことを卒論のテーマにしたよ。

和佳奈:卒論のテーマってどんなのだったの?

おね:宗教同士の共存はどうすれば実現できるのか?っていうような話を書いたよ。

和佳奈:いやー本当におねにとってルームメイトの会話はすごく印象的で、考えさせられる内容だったんだね。

おね:そうだね。この日のことはすごく自分の胸に刺さってるんだよね。

和佳奈:おねのワーホリの日々がどれだけ今のおねに繋がってるのかが伝わってくる話ばかりで本当に勉強になる、、!まだまだ聞きたいところなんだけど、ひとつこれだけは聞かなきゃいけない!ずばり、アイルランドのワーホリはおすすめ?

おね:おすすめ!!!

和佳奈:お!どういう部分がおすすめ?

おね:私的おすすめ要素もあるんだけど(笑)アイルランドの季節って、春と秋がめっちゃ長いんだよね!だから春の花を見られる期間も長くて気温も涼しくて心地よかった。

和佳奈:北海道出身のわたしたちにはありがたいね(笑)

おね:んね!でも本当に季節を感じられることが多くて楽しかったなー。海岸が近いのも楽しかったし、ヨーロッパ圏にある国だったからヨーロッパの各国に行きやすいのもよかった!あとは比較的いろんな人種がいたから、私は差別されたことはなくて。そういう意味でも過ごしやすい環境だった!
あとは留学体制が完全に整ってる有名な国よりも追い込まれる環境にしたくて、挑戦の意味を込めてアイルランドにした!

和佳奈:いいねー!貯めたお金の使い道はどんな感じにしたの?

おね:最後の2ヶ月ずっとヨーロッパ中を旅することに使い切った!!
和佳奈:えー!めっちゃいいね!いい使い道!笑
すごい充実した9ヶ月だったんだね。じゃあ本当に最後の質問なんだけど、このワーホリを通しておねが生きていく上で大切にしたい想いとかは何かあったりした?

おね:日本にはあまりない感謝や褒めることをちゃんと伝える文化、カテゴリーに囚われないこととかかな。生きやすい世の中になってほしいっていう想いがあるからたくさんある!

あとやっぱり、英語ができるのがすごいわけじゃないし自分が満足できるくらい話せればそれでもいいと思えたんだよね。一番満足したのは、英語がどうこうではなくコミュニティを広げられたことだから本当によかったよ。
あとは、日本のことも改めて大好きになったよ、日本食最高!!おにぎり最高!!!笑 もちろん海外のご飯も美味しいけどね!笑

和佳奈:おねがアイルランドいる時おにぎりのレシピ送られてきたの覚えてる笑 うち食べれないから和佳奈代わりに食べてって言われたの覚えてる笑

いやーでも今日の話聞いて思ったんだけど、おねと出会ってもう何年も経つけどおねがこれを大事にしてるのかな?って思ってた部分が今日で答え合わせできた!言葉を大事にしているところも、誰に対しても思いやりが持てるところも、おねの好きなところだけど、今のおねがあるのはこのワーホリがあったり大事にしてる想いをブラさない芯の強さがあるからなんだなって思ったよ!!今日は本当にありがとね。

おね:こちらこそだよ!私自身も、今の自分に繋がってる部分に気づくことができた機会だったよ。また次はヨーロッパ旅やヨーロッパで進んでいるエシカルなトピックについても話せたらいいな!

和佳奈:じゃあまたイベントやろう!インタビューもさせて!(笑)今回はアイルランドでの生活の話中心だったからまた色々聞きたいなーーー!本当に聞けてよかったよ、ありがとね!

おね:こちらこそありがとうーーー!モーニング楽しみ!

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今回pusoははじめての『pusoの世界のモーニング』を開催いたしました!初回はアイルランド。おねさんは準備から開催まで、pusoの想いも汲み取ってくれて、自分の想いもスパイスしてくれた。本当に本当にありがとう!

今回も皆様のおかげでpusoの朝はあたたかい朝でした。みなさんにとって自分を甘やかせる,そんな朝になっていたら嬉しいです🕊

puso店主 和佳奈
puso Instagram @pusomaru

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