ふらり旅#3-3(広島)
続4月30日
快晴の広島は、太陽が夏の熱を持って照らす。
本日の宿へ移動するため、広島駅から白島を目指す。
ほどなくして、和風建築でありながら可愛さを残す、ゲストハウス碌にたどり着いた。
住み込みのスタッフも多く、一人で切盛りされていた京都のゲストハウスとは打って変わった空間に異なる居心地の良さを覚えた。
縁あって、ここ数年で何度か広島を訪れるようになった。
宮島へは3回ほど足を運んだが、なぜか毎回干潮で、あの海に浸かった朱色の鳥居を見ることがなかなかできない。
(干潮満潮の時間を調べていくものらしい)
今回の滞在では、広島現代美術館を訪れる予定だったが仕上げなければならない課題がなかなか終わらず。結局美術館へ足を運ぶことはできなかった。
しかし、その代わりに誰よりも長くゲストハウスには滞在していたと思う。
開け放たれた大きな戸口から、外の景色が見える。
緑の木々が風に揺れて、時間がゆっくり流れている気がした。
そのままゆっくり流れ続けて、できれば締め切りを延ばしてほしい...
そんなことを考えながら、スタッフの方や他のゲストの方々と交流し、
結局夜中の3時ごろまでパソコンと向き合うこととなった。
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