もり はくし

30代になっても道草しながら生きている日々を綴っています。 詩、旅のエッセイ、短いお話…

もり はくし

30代になっても道草しながら生きている日々を綴っています。 詩、旅のエッセイ、短いお話を描いています。 夢は活版印刷で詩集を作ること。 詩の日々と日常の軌跡/The world is beautifully coloured.

マガジン

  • ふらり旅

    ふらりと旅した時の一瞬を、切り取って綴っています。

  • 散文詩的な呟き

    日常の一コマを短い映像のように切り取っています。

  • 君と私の共同生活

    自由な私と、更に自由に生きる夫との生活を綴ったエッセイ。有料記事を分かりやすいようにマガジンへまとめる予定です。

最近の記事

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【自己紹介】社会に馴染めなかった一般市民

noteにアカウントを作ったのは、恐らく2014年頃。 会社員からドロップアウトしたのが2017年頃。 初めて記事を書いたのは、2017年。 つまり、登録してから約10年経って、私はようやく自己紹介を書こうとしているわけだ。 今さら一体何を書けばいいのか、迷いに迷って、テンプレートに頼ることにした。ありがとうテンプレート。感謝しています、テンプレート。 以下の自己紹介はざっくりで、詳しいものは近日公開予定のメンバーシップ「閑日月ーかんじつげつ」にて公開予定です。 名前

    • 【自己紹介】振り返ると人生っていろんなことが起こってる

      • 三行日記:2024/04/22

        鈍い痛みをお腹を抱えて起床した。鉛色の曇り空が眩しくて、眉間に皺が寄る。ヨーグルト、プロテイン、オートミール、ブルーベリー。朝の薬を飲む。お昼はなんちゃって参鶏湯。午後は集中力が低下、メーデーメーデー。静かに沈んでいく。

        • 三行日記:2024/04/17

          優しくてシャイな彼女が帰国して寂しい。 何気ない立ち話し、何気ない写真が大事な思い出になる。 Tシャツ、ピアス、薫風

        • 固定された記事

        【自己紹介】社会に馴染めなかった一般市民

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        • ふらり旅
          15本
        • 散文詩的な呟き
          20本
        • 君と私の共同生活
          1本

        記事

          ふらり旅 #10 (宮島)

          久しぶりの宮島口フェリー乗り場は、日本語以外の看板が増えていた。見渡す限りどの看板も英語と韓国語の併記。 右も左も海外からの観光客と思われる方が多い。看板によると、JR-WEST RAIL PASS を持っている海外からの旅行者はJRが運行するフェリーに無料で乗船できるらしい。 宮島にはJR西日本が運行するフェリーと、松大汽船が運行するフェリーの二種類があり、フェリーの発着場も同じで、金額も同じだったと思う。 ただ先に述べたように、JRのRAIL PASSを持っていると

          ふらり旅 #10 (宮島)

          渡航するときは鞄におかきを忍ばせろ

          縁あって、10代で3~4回ほど海外へ渡航することがあった。初めて海外に行ったのは、11歳。カナダのウィスラーで行われていたサマーキャンプに参加するためだった。初めての海外で何を持っていけばいいのかなんて何もわからず、母親がほとんど準備してくれたんじゃないだろうか。そのくらい、準備期間の記憶がない。 ただし、カナダのウィスラーで食べたおかきがすごく美味しかったのは覚えている。 日本食が海外にもあったといえど、20年も前のこと。当時のクオリティーはやはり昨今とは異なる。寿司だ

          渡航するときは鞄におかきを忍ばせろ

          机上ふらり旅#00

          以前より「ふらり旅」と題して、旅先のエッセイを書き留めてきたが、最近はめっきり減ってしまった。コロナ渦ということもあったが、方々へ旅できるようになった今も、私はふらふら出来ずにいる。ふらっと短い旅に出て、人と出逢い、家に帰ってくるのが好きだった私には、出かけられないのは少々辛いところではある。 ではなぜ、私が出歩かなくなったのか。その理由はただ一つ。お金だ。細々仕事を受けながら繋いできたが、ついに自転車操業から転落した。自分が負担している家のお金や、自分の費用を払ったら、手

          机上ふらり旅#00

          紙月ーしげつ

          元来私は、下を向いて歩く人間だ。 石畳の境目を避けて歩き、横断歩道の白いところだけを踏む。 すれ違う人も、俯いた視界に相手の靴が映り込むまで気づかない。 20時の暗闇を、足下を確かめながらぽてぽてと歩く。 汚れた靴の先に、昼間の出来事を思い出す。 等間隔に並ぶ街灯の間を、泳ぐように渡って家路を行きながら、 ふと、今日は満月だったかと、上を向く。 見上げた先には明かりの灯るマンションの窓が溢れている。 それぞれの生活が真冬の夜に漏れ出して、しばし夜空を漂って消える。

          紙月ーしげつ

          君と私の共同生活#00

          君と私の共同生活#00

          2024年度のわたし

          突然ですが、私は生きるのが随分と下手くそな質です。何かと忙しく日々生活をしていますが、実際生きて行くだけのお金が入ってこないのが正直なところ。 パートタイムの仕事もあれば、業務委託の仕事もやりつつ、私の日々から詩を描くことがゆったりと消えて行った。 朝も昼も夜も、家事以外は何かとパソコンへ向かいながらカタカタカタカタ。さして仕事が早いわけでもないので、画面の前にいる時間がどんどん増えて、積読の本の山もどんどん高くなっていった。 そしてある日突然気がつくわけです。 「あれ

          2024年度のわたし

          朝霧は晴れ

          2022年にずいぶんとメンタルが落ちた私は項垂れるように歩いていた。2023年にやっとこさ浮上をはじめ、2023年の年末には「メンタルが安定していると日々はこんなにも軽やかで過ごしやすいのか!」と、心から喜んでいた。 ところが、2024年の始まりはまるで濃霧の中を歩いているようだった。疲れが出たのかもしれない。頭の中が霞んでいて、何もはっきり見えなかった。どこへ進むべきなのか、その先には何があるのか、目を凝らしてみても何も見えない。ただ白い靄がかかっている。 再び沈下を始

          2023年を書き留める。

          あたふたしている間に年末がやってきて、やっとこさ時間ができた。気の向くままに、指を動かして2023年を書き留めておこうと思う。 2023年、できることはいろいろやってみようという気持ちで、気になったことには手を出してみた。 文芸サークルのコミュニティ更新 コミュニティの更新に音声をつける 自分でもラジオを初めてみる 着付けもお試しで行き始めた 詩の表現方法のの追求 気になったワークショップへの参加 などなど… まだ他にも書道はしてみたいし、行ったことのない日本の地にも行

          2023年を書き留める。

          #非日常#旅#初秋#露草色 『零された春は青をたゆたう』より

          以前『零された春は青をたゆたう』というタイトルでとエッセイを混ぜた作品を作りました。その中の一遍をご紹介します。

          #非日常#旅#初秋#露草色 『零された春は青をたゆたう』より

          #非日常#旅#初秋#露草色 『零された春は青をたゆたう』より

          続・嫉妬する資格

          先日、『嫉妬する資格』というnoteを書いてみた。まだ読んでない方は、長くないのでちらりと読んでもらえたら嬉しいです。 要は、自分は他人の才能に嫉妬する資格を持ち合わせないほど、夢に向かって何も行動を起こしていないということ。嫉妬できるほど、私は何もしていないのだ。 社会が大きく動く中で、一年契約の仕事と少しの業務委託。収入は多くない、物価は上がる、税金も上がる、仕事と家事で気づけば夜。時間は生まれるものではなく、作るものなのだと、どこかで目にしたことがある。既に習慣化し

          続・嫉妬する資格

          夫の寝相が芸術的という話

          幼い頃、私には座って寝る癖があった。自分では覚えていないが、母いわく気づくと座って寝ていたらしい。兄と私だけが先に寝かされていた頃、夜中に目覚めた私は足が痺れて動けず、兄に抱えてトイレに連れて行ってもらったそうだ。 そんな私も、大人になるにつれて寝ている間に動くことが少なくなった。動いたとしても寝返り程度だ。多くの人が、歳を重ねるにつれて動かなくなると思っていたが、それはどうやら私の思い込みだったらしい。なぜなら、夫は常に芸術的な寝相を披露してくる。 結婚前はそうでもなか

          夫の寝相が芸術的という話

          嫉妬する資格

          シンガーソングライターの米津さんが小説を書いたのなら、きっと想像を超えるものが生み出される。私はそう思っている。彼の書く詩も耳馴染みが良すぎて、音楽も絵も才能の塊だと感じてる。ヨルシカさんの音楽もそう。詩も音楽も声も良すぎる。 圧倒的な才能を目の当たりにした時、私はただその才能を称賛し、拍手喝采、スタンディングオベーション、吹けない指笛を吹きたくなる。 ただ彼らが小説やエッセイを書き出したとき、私は心穏やかに称賛できるだろうか。 恐らくその圧倒的な能力を目の当たりにした

          嫉妬する資格