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卒業制作-message-ができるまで

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死生観をテーマに大学4年間制作を続けてきたカドカワ。 その4年間の集大成である卒業制作-message-が出来るまでを綴ります。
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2018年3月の記事一覧

episode7.大学最後の年、卒業制作-message-への到達

episode7.大学最後の年、卒業制作-message-への到達

4年生になる前の春休み。
大学から「卒業制作で何を制作するか計画しておくように」とのお達しかあったこともあり、私はウンウンと頭を捻っていた。

卒業制作というと、これまでの制作とはまた一味も二味も違う。
4年間の集大成を制作せねばならない、という意気込む気持ちもあり、同時に何を作ったらいいのか悩んでいた。

実を言うと、3年生の1年間は絵を描くことがままならず「表現方法を広げるための実験期間」と言

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episode6.大学生活のはじまり、ひとつのお別れ。

episode6.大学生活のはじまり、ひとつのお別れ。

大学に入学してからの日々は本当に濃く、そして今に至るまではあっという間だった。

2014年の3月に、愛知県から大学のある関東地方へ引っ越してきた。実家を離れ、初めて親元を離れての生活。不安はとても大きかったけれど、すぐに慣れた。それよりも大学で勉強したり制作できることの喜びの方が大きくなっていった。

私はそれまで自分の身に降りかかった命のやりとりを心に留め、人の生き死にについて想いながら制作を

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episode5.心の限界と本物の死の淵。

episode5.心の限界と本物の死の淵。

高校を卒業し、浪人生となって予備校へ通う生活となった私だったが、常にプレッシャーを抱え続けることになる浪人生活で、それまでもギリギリのバランスを保ち続けていた心の状態は悪化の一途を辿っていた。

急激なうつ状態に見舞われて何にも集中出来ない状態になったり、
ある日突然、電車のホームアナウンスやイヤホンから流れる音楽など、日常的に聞き慣れているあらゆる音が、全て半音ほど下がって聞こえるようになったり

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