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好き嫌い




フランスに来て2年半が経とうとしている。




今まで海外で暮らすというのは、23歳の時にしたアメリカへの留学経験で、それもたったの7ヶ月間しかなく、
決して「遊び」ではなかったものの
“期間限定感”は否めなかった。



今回のフランスでの暮らしも約5年間という“期間限定”ではあるものの、

体感として初めて“暮らす”という経験であることに間違いない。




コロナ禍での渡仏ということもあったり、
キャリアを中断する事でもある
この環境の変化に対しては、
少なからず不安というか、
いや、不安はあまりなかったわ。正直。 笑



だけど、「どのように」自分を切り開いていくか。


この機会を「どのように」活かすのか。


にド真面目に向き合うきっかけになったと感じる。




あまりSNS上では話さないので
見えない部分ではあると思うけど、
実は最初から戦略的に組み立てて(大袈裟)この2年半を過ごしていて、
これから一つずつゆっくり話していこうと思うのだけど





まずは「限りある時間(海外での暮らし)、どのように過ごすか」という大前提の部分について話そうと思う。



ちなみに勉強・仕事・趣味・旅行など物理的な話ではなく
「心持ち(マインド)」の面に絞って今日は話します。

(厳密にいうとその心持ちがある上での物理的な行動なのだけどね)







あらためて。


海外生活が、すでに2年半も経過している。



前述の通り、私にとって海外生活はほぼ初めてのことで、

大きな環境の変化でもあった。





これまで旅行でヨーロッパに来たことすらないし、

良い意味でも悪い意味でも関心がなかったから
「前知識」というものはゼロで来た。



わかりやすく「おパリ」「マダム」「クロワッサン(?)(?)(?)」
なふんわぁぁありぼんやぁぁありなイメージは人並み程度に持つものの


フランス人へのイメージもなければ、
フランスブランドなんかの嗜好もなく、
憧れや、期待もなかった。
(反対に暗いイメージも不安もなかった)




そんなこんなで夫の仕事の都合で始まったフランス生活。



期待もないから、ギャップもない。



しかし縁があって来たわけで、
せっかくなら心地よく受け入れて、最終的には愛を持ちたい。


という希望はあるものの、
まだ当初は好きも嫌いもなく、

ただただ、まずは知るのみ。順応していくのみ、



受け入れていくのみだった。





もともと人への好き嫌いや
食べ物をはじめとするモノへの好き嫌いがほぼない私。


だからと言って「こだわりがない」わけではなく、

「嫌い」の感情を心に占めさせることを不快に感じるから。


どちらかといえば、好きか、無関心か。のどちらかしかなかった。
(多分好き嫌いが激しい人よりも逆にシビア)





そんなかんじで
自分に必要な生活の知識と知恵を、
状況に応じて“フランス式”に覚えて実行していく。


当たり前に生まれ育った日本とは文化の異なる国な訳で、
そんな日本と比べても意味をなさない。



自分の中にある固定概念を
認識しつつも一旦無視していく。




と、意識的に受容を繰り返し、
“どんなことも経験”として楽しむ心も取り入れ過ごしてきた。



本来ならこうして最後まで流れるままに過ごしていたのではないかと思う。

いつのまにかもう5年。色々あったけど楽しかったねえ。

なかんじで。




だけど私たちは感情を持つ生物なわけで、



無意識の概念を持つわけで、



このほうが心地よい・自分らしくいられる、がある。



新しい文化やシチュエーションに出会った時に起きる
反射的な感情や反応、疑問や、
"自分にとっての"快・不快の瞬発的な判断。



それは自分の持つ特性や気質、
はたまた培ってきた感性や経験からくるものでもあって


不可抗力的な価値観でもある。









まずはその「価値観」に意識を向けて、理解しよう。










・・・これを「限りある海外生活、どのように過ごすか」のテーマにしたのでした。







まずもって、こうした環境の変化(特に刺激の多い海外での生活)は

自分の価値観を自覚する最大のチャンスである、と考えている。






新しく出会う人、

新しい生活リズム、

文化の異なる生活様式、

自分が身につける物、選ぶモノ。



自分は一体何に共鳴したり、何を基準に選択していくのかを「意識する」。






人生は無意識でも意識的にでも、選択の連続であるから




今この瞬間にも選択をして自分自身の世界は成り立っているよね。
(ここで大事なのは何を選んでも良いとか悪いではないということ)



これらは本来、日本にいる時だって同じなはずなんだけど、
「自分にとっての当たり前」があるうちや、「ラクをする方法」が身についてしまっているとボヤけやすい。


その「当たり前」という前提が無くなった状態の
海外生活だからこそより強くそれを実践しやすいと思っていて。



前提を壊して、イチから、はたまたゼロから情報収集をして、許容や諦めも取り入れて選択して、納得していく。


それができる良い機会だと思った。



そういうと「大袈裟だ」「大変そう」というイメージが出てくるかもしれないけど、

(実際にとても労力の要ることだし、自分自身と向き合う覚悟も要る)




私はこれから先、この世の中を生きる上で必要不可欠な作業だと思っている。









「今までの常識が非常識になり、想定外のことが次々と起こる、将来の予測が困難な時代」と言われている現代。




何が正しく、何が誤りなのかもわかりにくく、
どこに責任あるのかも分からない、膨大な量の情報があふれる世の中。





そんな時代に、私たちはどのように生きたらいいのか。






表面的な答えはいつもそばに、便利に片手ひとつで検索したら簡単にアクセスできるような気がするけれど、

それは錯覚だと思う。




判断基準を他人だったり 意図された仕組み、
流れるままに自分を委ねていると



その終わりのない虚無に気づく時が来るのではないか。







答えは自分で作るもの。 というと荷が重いのもよく分かる。



今が楽しければそれでいい。という気持ちもよく分かる。



そこまで振り切れた思いは価値観でもあるから、
それが腑に落ちているのであれば、それも正解であると思う。




だけど少なくとも私は



年の経過と共に成熟した思考を持ち


経験や情報から学び、臆せず行動し、


深い喜びや豊かな経験を積み重ねながら


人・国・状況・複雑な変化の中でも臨機応変に生きられる人になりたい。




時代や人や環境のせいにせずに自分で選択して、自分の人生に責任を持てる人になりたい。






そんな人生が終わる頃、幸せだったと言いたい。






そのためには自分で舵取りをしないといけないし、


舵取りをするために必要な自分の軸を身に付けたい





そういった思いから、
確固たる軸を構築するための
自分の価値観形成(自覚)を


この海外生活でのミッションにした。







とはいってもそんなにスムーズにいくことでもなく、
価値観というのはブレるものでもあり、
まだまだ未熟だから言語化しきれないことが多くある。


解像度高く価値観を磨くためにと思って
長く蓋をして避けていた感受性を解放したり、


(感受性についてはここで話しています↓)


こうしてまゆめもに誰宛でもなく
書き記し、言語化をすることもそのための訓練であって、



少しずつトライアンドエラーを繰り返しながら
自己分析をしていっている最中。





本当に少しずつ。


理解が進んできた。






ら!!!!!!!!(どうした)




その証拠として、去年の終わり頃から
今年に入って!!!!!!!






私、


好き嫌いが出てきた!!!!!!!!!!!!!(?!)







これは自分的に物凄い変化なんです。とてつもなく。





前までなら「嫌い」の感情が心にあるだけで
心地悪くてイヤだから、
「嫌い」と認知するのも避けていた節があるんだけど、


違うのよ。



決してそういった負の感情ではなくって


シンプルに


「フィーリングに合わない」


とか



「自分にとって必要のない」


というだけの話で



「いらん!!!(不要!!!)」




というシンプル〜〜〜〜〜な意味での


好き・嫌いを自覚するようになった。


ちなみにそれは全然不快じゃないの。



でも、ハッキリとした意志なの。





そのジャッジメントに対して、
責任をもっている証拠として


何かに迷うことが本当に減った。


自分を信じられるようになった。



自分の選択に、見る目に、そこで得た出会いや経験に、

見える世界に、感じる風景に、

もうひとつステップを上がったような感覚がついてきた。





自分の価値観に自信がついてきた。





そしてこんな些細な変化を、しいたけ占いさんはバッチリ言い当てていて震えた・・・・・笑




これに続いて

人は「好きと嫌い」がハッキリしていないと、自分にとって理不尽なものや「不必要なもの」までを引き入れなきゃいけなくなります。2024年の上半期までに、あなたにとって「好きと嫌いがハッキリしてきたこと」は本当に吉事で、そのことによって、「嫌いなものや、自分が関わる必要のないものからの離脱」ができるようになっていくのです。
好きと嫌いは、自分が次のレベルや次のステージに向かっていくための、「大いなる離脱」のための燃料です。


と言ってくれているので、
さらに自信が持てたぞおおお🔥🔥🔥笑笑笑



この調子でさらに好き嫌いをはっきりさせていくぞおおおお🔥🔥え











多種多様な価値観や世界を受け入れる柔軟さと臨機応変を身に付けた上で、


自分軸の強い意思決定で切り開いていく。


そしてまずは自分から、その後に半径数メートルの人を幸せして生きていく。



それが私なりに考える、自分の生き方だと思うから。






というわけで長くなりましたが(いつものこと)

海外生活折り返し地点、


こんなことを考えて日々過ごしています。




次回はこのマインドから行動にどう移していくのかを話したいと思います。






じゃ、おやすみん。




P.S  まゆめもを見てくれている人はもう無条件でだーーーーーーーーーーいすきヨ🫶 ←







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