【詩】副作用

掃き溜めのインターネットには、

知らぬ間に群れができている。

顔のない誰かを欲していたのに、

関係ができちゃ意味がない。

その度手放してしまうから、

分身がいくつも増えていく。


不安定な夜だけが救いで、

慣れない明日が嫌になった。

夜明けが来るのは必然で、

わかっていたけど引き伸ばした。


そのうち錆びた免疫さえも、

外へ出るのを拒むんだから。

世界に弾かれ、限界を迎えた。

風邪薬の副産物で、眠りにつける五月病。

なんて不健康な睡眠だろうか。

これでも必死に生きたいらしい。

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