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加速するこの世界で覚えておきたいこと

先日の記事を公開した後、1通のDMをいただいた。その文面からは、記事を隅々まで読み、こちらの意図を汲みとってくださったことがよく分かった。私はとても嬉しかった。

上記の記事で私は以下のようなことを書いた。

文章でなく画像で、画像でなく動画で。また文章も動画もより短く。人の思考はより感覚的になってきている。

「スマホはもはや俺の臓器」と歌われてからもう7年経つけれど、この傾向は変わっていない、むしろ加速していると感じる。

流れていくコンテンツの速さ。すぐにレスポンスしないと波にのれないタイムライン。細切れのメッセージ。人と人のコミュニケーションはもはや「反応」ではなく「反射」だと感じる場面も少なくない。

そんな傾向から、人は即時性があり強烈ですぐに理解できるものに惹かれるようになっていっているとも感じる。一つの記事や作品に滞在する時間は短くなり続けているらしいし、コンテンツが中身を読まれることなく拡散されることもある。

こんな時代だからこそ、書いたものを隅々まで読んでもらえることは本当にありがたいことだと感じる。さらに直接自分の思いを伝えてくださるなんて。この体験は自分の中で大切にとっておこうと思ったし、時代がどうなろうと自分自身はこういうことを続けていきたいと思った。

読むと決めたものにはちゃんと向きあうこと。敬意を払うこと。その上で心を動かされたものに対して「いい」と言い、拙くても自分の言葉で感想を伝えたり紹介したりすること。

あとタイムラインに流されない、消費されないものをベースに持っておきたいとも思った。

ということでこんなものを買ってみた。

手のひらサイズのフォトプリンター。

紙の日記をつけはじめ10年以上経つ。ずっと黒のボールペンで書き殴るようにつけてきたわけだけれど、写真も添えてみたくなったのだ。自分による自分のためだけのもの。自分の中にいつまでも残り続けるもの。思い出せばいつだって取り出せるもの。そういうものを豊かにしていきたいと思っている。

ただ、写真を貼るだけの日記になったら本末転倒なのでそれだけ注意したいところである。

読んでいただきありがとうございました。サポートしてくださると本づくりが一歩進みます。