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人の体験は正義じゃないっ

前回記事に逆行したタイトル^^;

ただ本当です。
人の体験や経験は参考にはなりますが、正義ではありません。ですからご自身が体験し、自分色にする事が大事だったりもします。

とは言え、自己流が良いとも思いません。塩梅がめっちゃ大事なんですよね。わかっちゃいるけど、難しい。

人は自身の体験や経験からしか語れません

最近、介護について書かれた本が出ています。
私も買って読んだり、立ち読みをしたりしていますが、参考にはなっても自分の介護に全てをそのまま踏襲できるかと言ったらできません。

両親との関係性も物理的資源も、そして個人が持つ感情も全部違うからです。

ただ考え方を知ることで、自分が決断を下す時の参考にできるので、ありがたい指針になります。

どう活用するか、何に引っ掛かるか、そのアンテナが大事ですけど、渦中ではアンテナはバッキバキに折れてるんですよ。はぁ。

世代感(間)ギャップ

就職氷河期に直面したロストジェネレーションな世代の一部は、就職出来ずに結果的に中年ニートになってしまった。

ゆとり教育を受けていた一部の世代は、やりがいや自分らしさを求めるがあまり、挫折に対する抵抗力が弱くなってしまった。

親子関係がフラットで、一見仲睦まじい様子が素敵な友達親子。
子供が自律&自立しサバイブ能力があれば問題ないですが、親に全ての回答を委ねる親子は、親が倒れてしまった時、どうなるんでしょう。

過去世代の価値観でモノゴトを量るな!と声を上げるのはどの世代、時代にもあります。

ただ、背景を知りさえすれば、そうなってしまった経緯は想像できますし、中身は自分とそう変わりはないとわかります。

世の中の在り方に翻弄されただけと受け止められれば、全員可愛いし愛おしい存在です。

年寄り笑うな、行く道だもの

いつかはスマホの文字が見えなくなり、押したい場所に指が定まりにくく、押せても指の乾燥でタッチパネルは反応しにくく。衰え震えた声に音声AIは反応せず。

そんな風になるんです。もれなく全員。それが老い。体験経験してないと、リアルな理解はできないですよね。

「子供叱るな、来た道だもの」

携帯電話が当たり前。特定する個人に電話することはできても、誰が電話に出るか分からない状況は社会人が初経験。

SNSは共通の興味やバイアスでフィルターがかかっています。広いと思っていたネットの世界は、実は囲われた世界だったと気づくのも割と大人になってから。

こうやって考えれば、若手ちゃんたちの諸々に嘆いても仕方がないんです。教えてあげればいーんです。優しく、軽く、バカにせず。

私たちだって知らない事沢山なんだしっ

皆で分かち合えたら!

幾つになっても、知らない事や出会ってない事は分かるはずがないし、分からないこと自体が分からないんですよ。

もう揺るぎなく真っ直ぐなんすよ。

だからさっきも書きましたが、自身の体験を優しく、軽く、バカにせずで伝えられる力量を持ちたいですし、相手の体験を受け取れる度量も持ちたいです。

もー、人間力上げてこっていう結末でした。皆さま、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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