2021年12月1日(水)、映画の日 。
公開前から気になっていた映画『スパゲティコード・ラブ』を観に行きました。
はぁ、過去一好きな映画に出会ってしまったかもしれない。
どうしよう。とっても好きだった。
映像も言葉たちも構成もすべて。
脚本が緻密すぎるし、映像編集が巧み過ぎる。
ありきたりな展開だなんて言われたらそうなのかもしれないけど
この映画の13人は、自分たちの周りに絶対いる。
冒頭の色合いから惹かれて、怒涛の言葉の重なりと映像の展開に流されていって、その中でも一人ひとりの言葉が心にぐさぐさ突き刺さってきた。
「無駄に生きるなんてあり得ない。
無駄に二酸化炭素を吐いている訳じゃなくて
人間の吐いた二酸化炭素がないと植物は生きられない。
息をしているだけでも、誰かの役には立っている。」
「執着と大好きは別物。」
わたしはどこに行ったらいいんだろうか。そして、どこに行くべきなんだろうか。わたしが「しあわせ」になるためには、好きなものをなくした方がいいのかななんて思ってしまう。
「大好きなものと、大好きなひとが揃っちゃった」なんて、こんな『幸せ』な表現の仕方はありますか…。全員の最後の展開的には、映画っぽいなぁと思ってしまうところだけど、あのくらい悩める人間たちに救いを与えてくれるのも有難かった。
はぁ…めちゃくちゃ好きです。