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それはお守りみたいな物で

ぐるぐるぐるぐる、頭の中で渦巻いてていつまでも満たされない何かを補うように本を読んだ。

どうしても足りないその何かは今の自分の行動、言葉、思考の全てを鼻で笑っているような気がして少し気持ちがザワついてしまった。

大人数が苦手でそういう場所ではいつも母親の後ろにぴったりとくっついて離れない、その頃の自分から根本的に変わっていなくてでも歳を重ねるたびに大丈夫なフリが上手くなる。

咄嗟に出る脆さに悩むときもあるけど、きっとこれも自分だし上手く付き合っていかないといけないなとまた本を読む。

わたしはひとりではなにも成し遂げることができないけど、ありがたいことに心強い仲間がいます。いつも感謝してもしきれないです。ほんと、きむらの周りは素敵なひとばっかり、人の繋がりに恵まれてるんだ。

そんなことを考えながら、下まつげが長いことと髪の毛の匂いがいいことと爪が可愛いことでいつも保っていた自尊心は簡単にぐるぐるぐるぐる渦巻きながら下降していきます。

そんなお気持ち真っ只中の今日、東の魔女からお届け物が。

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魔女からの言葉と共に口に入れたひと粒はどんな魔術が使われているのか、角が全くなくて優しく優しく撫でられているような甘さで。

「ご褒美」とか「元気の源」とか何かと理由をつけてはチョコレートを食べていますが、ほんとわたしが前を向くには必要なエネルギーなんだと自覚しました。

日々何かを失っていく中で、何かを自分の手で生み出せるってとてつもなく希望。決して楽な時間ではないけど、感謝が呼応するその時を思えばへっちゃらになっちゃう!

きっとこれからも脆さと共存しながら「きむららしさ」を信じてくれるひとの気持ちとひと粒に助けられながら出来ることを積み重ねる毎日を過ごしていくのでしょう。

明日からも目に映るものを美しいと、口にするものを美味しいと、ちゃんと感じれる時間を大事にできますように。

みなさんも素敵な週末をお過ごしください!


魔女のチョコ、こちらのリンクから買えます。チェケ。




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