甘酸っぱさを忍ばせて救済
知識の及ぶ範囲の違いで見える景色が変わるなら、優しい選択ができるようにもっともっと自分の中の引き出しの数もその中身も増やしていきたい。
わたしのした経験を別に良しとしているわけでは全然ないが、知らないより知っていることに「よかったじゃん」ってひとつひとつに声をかけていくような感じ。
避けることができるのであれば経験しないほうがいいにきまっている、ってことばかりかもしれないけどたったいま思ったこれも経験則に伴った見解だし。
例えば、わたしはかつて誰かのたったひとりになって、大事に大事にされた記憶があるから、雑な態度をとられたら一瞬で目が覚めるようにプログラムされているってことにも感謝している。
だいたい、その大事にされている渦中のわたしは未熟すぎてそれが当たり前であるかのようにその関係の希少さに気づけてはいないんだけど。愚かすぎるよね。逆を言えば、雑にされた事案が発生したから良い記憶であったことに気づけたってのが皮肉めいている。いつだって気づくのが遅すぎる。
その鈍感に慣れてしまわぬように、と少し躍起になっている自分に対して自己対話を続けていたら「悲劇ぶるのが本当に上手になってしまったな」と感じた。今の感情に正直になろうとするとどうして悲劇に向かうのか謎で仕方ない。
どうせなら幸せぶるのが上手になりたいなって、それを続けていたらいつのまにか本当に幸せ上手になったりしないかなって人生それを行ったり来たりで形成していきたい。時間はかかるのだろうけどわたしのテーマだろうなってこともわかっている。
これまでの苦い経験も甘酸っぱい経験もしょっぱい経験も、歳を重ねたら食べられるものも増えていくみたいな感じで年輪みたいに積み重なっていけばね。なんで記憶って味で表現することが多いんだろうね。
今年聞いたフレーズの中でも群をぬいて「甘酸っぱいは健康にいい」ってやつが本当にすきで、もずく酢、黒酢などと同等にわたしも記憶の中の甘酸っぱい出来事をたまに取り出しては頭からつま先までどっぷり浸すっていう健康法を実践して心身にアプローチしていきたいと思います。
そういえば「やりたいことリスト」のジェラート作り、かなり上達してきております。アイキャッチ写真のはミルクジェラートにさくらんぼソースかけたやつ。甘酸っぱいの権化ジェラート。
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