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自分の幸せを1番優先する生き方


去年の誕生日、この一年は自分を優先して生きる!と決めてみた。今までわたしには自分軸というのがなくて流れに沿って生きる、という感じだった。こうしたらいいのでは?と思っても、言わない。自分の気持ちを外に出すのが苦手で周りを見てなんとなく行動する、という感じだったと思う。

そうやって生きていると、他人を優先するのを選んでしまう。友達付き合いも、誘われたからあまり乗り気でなくても行く、パーティなどにも顔を出す。だけど無理をしているから後でドッと疲れが出てくる。そんな繰り返し。自分より他人を優先するので、自分の気持ちを誰かに言うのも一苦労。どうやって言葉にして伝えればいいのかも分からず。

そんな感じで生きていて、去年の誕生日にようやく自分の人生を生きよう!自分の気持ちを1番に優先してあげよう!と思い立った。その気持ちを心に留めておいて生活してみたら、なんだかいい感じ。

トイレに行きたいなあ〜と思ったらすぐに行く。お水飲みたいなあ〜と思ったらすぐに飲む。疲れたかも、と思ったら休む。行きたくないものには行かない。家事したくない時にはしない。今日はこれしないといけないけど、やりたくないなあ、と思ったらやらない。気分が上がってくるまで待つ。とことん自分を甘やかして自分の気持ちへフォーカス。仕事場ではいろんな人間ドラマがあり、その出来事について思ったことなどはノートに書き出して自分の気持ちと向き合う。自分はどうしたいのか、どうしてそういう気持ちになったのか、など。

他人のお世話より、自分のお世話をしてあげる感覚。そうしている内に、他人の問題は他人の問題!わたしが関わることでもないな〜と思うようになった。自分の人生で忙しいので他人を救っている暇なんかない。

もちろん助けを求められたら話を聞いてあげたりするけど、わたしが解決してあげよう!とか思わなくなった。他人は他人、自分は自分、と割り切れるようになった。

自分個人の問題と、起こった問題を一緒にして悩んでいる人が多いなあと思うようになった。自分の個人的な問題はその人にしか解決できない。わたしがいくらアドバイスをしてあげたとしても、実際に行動に移すのはその人。あの人のほうがたくさん仕事のシフトをもらっていてズルい!なんて事を最近は仕事場の人から聞いたけど、その人が自分よりたくさんシフトをもらっているのはあなたの問題じゃないよね、ってことで。あなたがもっと頑張って仕事すればシフトはもらえるよね、っていう簡単な話。
他人が自分よりシフトをもらっていてズルい!っていう考えを持ってしまう原因を自分で探ってみては?と思う。そんな事もせずに、あの人のほうが!とただ文句を言ってあの人が悪い!みたいにするのは違うんじゃないの?と思う。他人がどれだけシフトをもらっていようが、あなた自身に何の問題があるの?自分の個人的な気持ちを一緒にして文句を言うのは間違っていると思う。

以前までは、一緒に悩んであげていたと思う。だけど実際に起こった問題と自分の個人的な性格上の問題とを分けて考えられるようになった。起こった出来事はただの出来事、そこで自分がどう感じたかは自分のもの。その出来事からもしネガティブに受け取ったのなら、どうしてこう思うんだろう?と自分と会話をする。自分と会話をして、じゃあ次はこうしてみよう、と解決策まで持っていくことができるようになった。

そうこうしていると、自分の人生を自分で作っている!という気持ちになってくる。日本人はとくに、空気を読むなんていう厄介な文化が根付いているから自分に正直に生きるのはなかなか難しい。他人の顔色を伺ったり、他人の機嫌を自分を犠牲にしてまで取ったり。

だけど、日本から出て生活してみると、自分の意見を言わないと誰も気を遣ってくれない。意見を言わないということは、なにも不満に感じている事はないということと同じにされる。わたしはこの事についてこう思っている、というのを伝えるのはとても大事なこと。口に出さないと当たり前に伝わらない。感情を汲み取ってくれる、察してくれるなんて事は無い。オーストラリアに長く住んでいる日本人の人を見ていても、未だに察してほしい文化のもと生活していたりして、そのスタンスでの生活は大変だろうな〜と思ったりもする。なんで分かってくれないの!なんで助けてくれないの!と怒っているのを見るけど、だって助けてって口に出していないし。分かってもらえるように伝えてないし。言葉にせずに他人に察してもらおう、分かってもらおうなんて無理なこと。

わたしはこの事について気付くのに少し時間がかかった。まだまだ難しい。大変だから助けて〜って言うのすらまだ苦手だけど、自分を犠牲にしてまでやりたくないし。自分を1番大切にしてあげるんだ、と決めたし。


そうやって生きていると、いまわたしストレス溜まってるなあ〜ちょっと休もう、とか自分と会話をしてどうしていきたいのか考える時間を作ったり、止まることを覚えた。すると、ストレスとも上手く付き合えるようになって他人にも優しくなれる。心に余裕ができるから。

自分に厳しく、他人にも厳しくだったわたし。わたしがこれだけやっているんだからあの人もそうするべき!とか考えていた頃もあったけど、オーストラリアへ来てから無くなった。自分に優しく、他人は他人、って感じになった。それは多分、オーストラリアというリラックスした土地柄もあると思う。だ〜れもわたしのことなど気にしていない。だれもわたしをジャッジしない。


自分より他人を優先しているなあと思ったら、まず自分を1番幸せにしてあげてほしい。そうしたって誰にも迷惑をかけないし。自分が幸せになって、他人にも優しくできて生きるのが少し簡単になる。ちょっと人生を楽に生きるコツ。🫡





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