生きてく理由はUNISON SQUARE GARDEN 死ねない理由はBUMP OF …

生きてく理由はUNISON SQUARE GARDEN 死ねない理由はBUMP OF CHICKEN

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カオス、ここに極まれり

ずっとこの世界を薄ら寒いと感じていた。 現実味も感動も色もなく、ただ我に返れば笑いがこみ上げてくるような、拙い世界。上辺だけの馴れ合い、傷の舐め合い、互いを慮る美しき日本人精神! ………いや、よそう。 そんなものは必要ないだろう? 俺も、お前も―― 始まりは刺々しい言葉の嵐。寄ってくる奴らを蹴散らすくせに孤独を理解されたがって、凡人に理解されない己を高みにいると錯覚した。 なるほど彼は凡人ではなかった。だが優れた人間とも言い難い。 異様に、異妖に、個に固執する狂気を心の内

    • 【創作?】秋の明日↓

      明るくなった空を見上げた。 日は昇ったのに、秋晴れの今日は風が冷たい。 にこりと口角を上げて歩き出す。 向上心の塊こと私は、上を向いて歩く。単に かつての名曲になぞらえるだけでなく、 つらいことも嬉しいことも消化しやすいから。 てに汗握る超展開ではないけど、それが私。 飛行機雲がどこまでも続いている。 びっくりするくらい、遠くまで。 立ち尽くして、見知らぬ人の出立を祝う。 つづいていく道のりは見えなくても構わない。 同じ時を生きる人へ。

      • 【創作】或る生活・呪

         無知を恨む。  さらに言えば、それは無知であることを気に病まずこれまで生活を続けてきた己が憎いのであって、無知であることそのものには何の罪もない。無知の知、とはソクラテスも大した言葉を残してくれたものだ。  無知であると知ってなお開き直っている、それを「無知の恥」と言わずして何と言うのか。  俺は教養を持たない。  その日暮らしの毎日で、十分な教養を持った生活など望まない。ただ社会最底辺のさらに下、地獄のようなこの場所から脱却できればいい。平凡な幸せを夢想すること自体が愚

        • 【創作】かいじゅうさんぽ

          家に帰ると、怪獣がいた。 嘘じゃないし誇張でもない、玄関のドアを開けたすぐそこに、立つでもなく座るでもなく、ただ怪獣が存在していた。   怪獣がどんなものかといえば、そう、センダックの『かいじゅうたちのいるところ』は知っているだろうか。ちょうどあのような感じだ。かわいいとは言えないし、まして僕は大人だけれど、奴が実際に目の前にいるとなれば当然萎縮してしまう。 「な、なんだ、おまえ」 「わぅ、お、こォア、がご」  なんだこいつは。本当に何なんだ。僕がそろそろとドアノブ

        カオス、ここに極まれり

          手羽先を食べるのに時間がかかりすぎる

          お昼ご飯は昨日の残りの手羽先でした。 骨が多いと食べるのって難しくないですか。私だけかなぁ noteを始めてみました。 Twitterでの創作はFFさんに読んでもらえたり褒めてもらえたり、もちろん楽しかったんだけど画面の向こうだから交友関係にビクビクして、少し息抜きしたらそのままフェードアウト… 文章を書くのは好きだから公開する機会はほしいんだよね、と相談したらnoteを提案してくれました。ありがとうお母さん💁‍♀️ とはいえ初の投稿で何を書いたらいいのかわからない。文

          手羽先を食べるのに時間がかかりすぎる