見出し画像

淡路島移住計画① きっかけ編

9月のある日、いつものようにシモキタの裏道散歩をしている最中にふと「淡路島移住」が浮かびました。すぐ忘れるだろうと思っていたその考えは、しかし日を追うごとに魅力的なものに思えてきました。

画像3

その頃の僕はというとコロナ発生から100%リモートワークで、会社に行ったのはパソコンがぶっ壊れて取り換えに行った一度だけ(IT系は特にパソコンがないと何もできません。快適なおうちでただ座っているだけの人になっちゃいます)。

パソナの淡路島への本社移転のニュースもあり、都市に隣接しながら島の豊かさを享受できる環境ってたしかに魅力的だなと感じていましたが、16年間当たり前のように東京で暮らしてきた自分自身の淡路島移住とはすぐには結び付きませんでした。ただコロナをきっかけに起きた様々な状況の変化は、一つひとつ確実に自分の心模様を塗り替えていっていたようです。

これまで日々都心の会社に通勤し、あちこちのクライアント先に出向き、夜は渋谷や新宿、新橋に駆けつけて飲むというダイナミックな東京ライフを満喫していた毎日が一転、四六時中一人暮らし用のワンルーム生活に切り替わり、徐々に東京での毎日が狭苦しいものに感じられるようになってきました。

社内はもちろんクライアントとの打ち合わせも全てオンラインで済ませるのが当たり前になったとき、「広告の仕事が東京に一極集中しているから」というこれまで自分が東京に居続けた理由も無くなっていました。

画像4

また、飲み会が一切無くなったことで大発見がひとつありました。毎月お金が物凄く貯まるのです(同時に、もらった給料を湯水のごとく飲み会に全ぶっこみしていた「失われた16年」の存在も明らかに。。)

生活費以上のお金ができると、ちょっと資産運用でもしてみようかなと思い始めました。資産運用のことを考えるということは10年・20年のスケールで具体的なライフビジョンを考えるということなので、「60歳にはこれくらい資産作って、田舎で悠々自適に暮らしたいな。あー早く60歳になりたいな」などと考えながら、夜な夜な田舎暮らしのYouTubeを見ながらうっとり、という日々を送っていました。

そんな状況下でふとひらめいた「淡路島移住」。ちょうど9月に3連休があったので、コロナ第二波の影響でお盆に帰省し損ねたのもありとりあえず兵庫県に帰ってみることにしました。

0泊3日の淡路島生活

画像1

初日は隔週で淡路島に遊びに行っている両親の車で淡路島を一周し実家泊、2日目はバスで洲本市まで行って洲本の街をお散歩し、淡路島観光ホテルの立ち寄り湯(1,000円)からの海岸BEERして神戸泊、3日目はレンタカーを借りて自分で淡路島を一周。この3日で心は決まりました。

「いつかは」海の見える温泉地で文章を書く生活を送りたい。「いつかは」自然豊かな田舎でゆったりと暮らしたい。「いつかは」広々とした別荘地で丁寧な暮らしを送ってみたい。これまで漠然と考えていたその「いつか」は、今すぐでもいいじゃないか。このことに気づいた時、これ以上東京生活を続けるという選択肢は跡形もなく消え去っていたのでした。

画像2

シリーズ記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?