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"改札"ではなく"棒"のデンマークの駅

 デンマークでは日本のSuicaに当たるRejsekort(ライセコート)が国内どこでも使える。電車の駅とバスターミナルが併設されていることが多く、バスもこのカードで乗ることができる。これだけなので非常に理解しやすい。また、信用乗車制を採用しているため駅に改札が無く、改札付近での混雑もない。郊外では駅のプラットホームが道路や歩道と地続きになっているので街に溶け込んでいるように見える。  駅に改札がない代わりにライセコートをタッチするための棒が立っており、切符や定期券は時々車

    • 潜在意識は戦地へ向かう|夢

      ここ数年で見た夢の中で一番衝撃的だった。 僕らは映画のエキストラのような存在であった、と思う。夢の中はいつでも始まりとか細部が曖昧なのだ。僕らというのは中学とか高校、大学時代の友達と、それ以外の知らない人で構成されていた。 夢の中の出来事は最後だけやけに鮮明に覚えていて、始まりがどこにあるのかボヤけている。一番最初のシーンは、高い足場の上にレールが敷いてある一台のトロッコに乗っている場面だった。それより前のシーンが存在して、トロッコに乗っている理由を知りたいが、永遠に思い

      • iPad:部屋で使うiPhone

        タイトルの通り、iPadは部屋で使うiPhoneであるという話。 iPadはPCになれるかという話をよく聞く。最近のiPadはキーボードだけでなくマウスやトラックパッドにも対応している。しかしここで言いたいのは、iPadで仕事が済む人はPCが必要ないとかなんとか、そんな話ではないのだ。 iPadはPCになれるかとかいう一種の仮説は、タブレット端末とPCが明確に区別された世界の言葉使いである。MacOSがM1チップで動くようになり、MacBookでもiPhoneやiPad用

        • サントリーニ島|洞窟住居の機能美

           イアはフィラに比べると観光客やお店も少なく、落ち着いた雰囲気でした。  かなり昔にエーゲ海に浮かぶ島の洞窟住居についての記事や論文を読んだことがありましたが、その記憶が薄れたまま来てしまいました。1900年代中頃の大きな地震で建物がくずれてしまい、それ以後ギリシャ政府は本腰を入れて観光地化に取り組み、今では世界的に有名な観光地になったとか。そうじゃないとか。本当に良く覚えてないので正確に知りたい方は自分で調べてみてください。  もちろんアテネの空港近くで2泊した部屋も、

        "改札"ではなく"棒"のデンマークの駅

          サントリーニ島|路線バスとタッチ決済

           島の空港に近づいて、サントリーニ島を眺めた最初の感想は大きな島だなということでした。この島をストリートビューで回った時の思い出が影響しているのか、もっと小さな島かと思っていましたが、各都市間の距離は10kmほどでした。    イアと比較すると都会的な喧騒を感じる場所でした。夕陽が水平線に沈んでいくのを見ることができます。崖側には白い洞窟住居と一般的な建物がランダムに密集して並び、狭い路地が多く存在しています。  ただ、青いドームの教会や風車などがほとんどなく、丸みを帯びた

          サントリーニ島|路線バスとタッチ決済

          アテネ|バスとメトロと簡易Suica

           様々な遺跡がありましたが、遺跡自体にはあまり興味がないことを改めて感じました。しかし1000年、2000年の時を超えてそこに残っていること自体が素晴らしく、いま使っているものはそんなに先まで残ることはないのだろうなと考えてしまいます。  防犯意識を常に持っている必要はありそうでしたがそこまで治安は悪くないように感じました。観光客をターゲットにした店が多くあり一部原宿のようなパステルカラーになっていました。  ICチップが埋め込まれた紙製の簡易Suicaのようなものが電車

          アテネ|バスとメトロと簡易Suica