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人生はどうせ一幕のお芝居なんだから。 あたしは、そのなかでできるだけいい役を演じたいの。-Kara side-



人生はどうせ一幕のお芝居なんだから。 あたしは、そのなかでできるだけいい役を演じたいの。ーーーーーーーーーー寺山修司


塾講師、旅館の中居、ベビーシッター、ライブの案内係、コールセンターのお姉さん、看護師。



様々な職をやってきた中で、一つ共通している事は、初日の自分に言い聞かせる言葉。


私は女優。今からこの職業になりきるの!


だっていくら初心者だろうがなんだろうが、受け手側からしたらそんな事、1ミリも関係ないのだ。先生は教えるのが上手な方がいいし、旅館の中居はガチガチに緊張しているよりは愛想がいい方が100倍良い。


だったら、手っ取り早くその職業を演じるしかない!


でも、それだとハッタリは効いても技術は伴わない。ならどこで補うのか。


私なりに辿り着いた答えは、「面白さ」である。


教えるのは上手くはないかもしれないけれど、授業は面白い方が苦痛じゃない。看護技術はド下手かもしれないけれど、面白い人の方が安心できるし、退屈な毎日が楽しい。


だから、私は「常に面白く」を心がけている。彼氏大好きラーヴ♡よりは彼氏いないキャラの方が面白いし、お金持ちよりは貧乏キャラの方が親しみやすい。そう、私は人生において結構「芸人並みに面白いKara」を演じている。そうすると、私の人生というドラマの中の主人公の私が、キラキラ輝いて見えるのだ。


キラキラするかどうかは人次第だし、人生観は人それぞれ。その中で、できるだけいい役を演じていく。


それが、人生をそれなりに楽しむ一つのキーポイントだと思っている。


だって、女は女優だし、人生は喜劇だから。







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