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福祉の異文化コミュニケーション

私、特別支援学校の放課後支援(一時預かり)事業所で働いています。福祉の啓発活動と利用者と地域の方を繋ぐことを目的にボランティアを募集しています。先日来られたボランティアの方がベトナム人、スリランカ人の方でした。

私はいつも通り事業の目的、利用者の情報をお伝えし、ボランティアの方に実際に支援していただきました。利用者の方は戸惑いもなくしっかり異文化コミュニケーションを図っていました。ボランティアの方も精一杯利用者と遊んでくれて利用者にとって楽しい時間になったと思います。

ボランティアの方とお話しさせていただくと、ベトナムやスリランカの福祉事情を少し聞く事が出来ました。そもそもベトナム、スリランカには「障害を持った方の施設もなければ知的障害者支援員という仕事もない」という事実。実際に支援にあたるのは家族や地域のボランティアの方で満足のいく支援体制が整っていない様です。

この話を聞き、いかに日本が恵まれているのか実感しました。そして、福祉を仕事に出来る日本だからこそこの業界をさらに発展させなければならないと感じました。現在、福祉業界では多様な人材が協力、協調し障害を持った方の社会参加、そして活躍できる場を模索し続けています。

まずは日本が福祉先進国となり、ゆくゆくは南アジアや福祉体制が整っていない地域に一つの福祉のモデルとなれるように支援者一人ひとりが努力する必要を感じました。私も現在福祉が抱えている課題、可能性を見極め、障害を持った方の生きづらさを解消できるように支援していかなければと思います。

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