大学受験生へ~君達は勉強してるんじゃない、受験勉強してるんだ!~

はじめまして!葦川と申します。

今回は、実際私が大学受験生だったときに受験に挑む際に大事だなと思った考え方を紹介していこうと思います。


さて、受験生の皆さんは、「勉強」と「受験勉強」の違いってなんだと思いますか?

え?違いがわからない?いやいやいや、この2つはまったくもって別物です。


では、どのように違うのでしょうか?

まず、勉強とはなにか。

これは、新しい知識や技術などを得るための行為の総称です。好きな人はあまりいないと思います。森羅万象全てを知り尽くすことは不可能なので、広く考えると人生全てが勉強だとも言えます。

とにかく、際限がないものなのです。

では、受験勉強とはなんでしょう?

これは、勉強とは違って有限です。一言で言うと、合格というゴールがあります。

英語を勉強するときも、全ての単語を覚える必要は無い。日本史だって、全ての歴史人物を覚える必要は無い。試験で出てくるものだけ覚えれば良いのです。明確なライン(範囲)があると考えると、少し楽になると感じませんか?

え?それが難しい?

そんなの当たり前です。簡単であれば誰でも受かっちゃうんですから。幼稚園生でもわかる理屈です。


何が言いたいかって言うと、余計な知識は必要ないのです。受験する大学、学部がどのような知識を必要とする問題を出すのか、これを把握するのが一番の近道です。

そして、

・求められている知識範囲内で最大量の知識を身につける

・出題される問題形式の経験を積み、慣れる

この2つを徹底的に繰り返していくしかありません。


では、2つの例題を見てみましょう。日本史です。

Q.近世において発達した小型農具の名前を1つ書きなさい。
A.備中鍬 など
Q.近世になるとなぜ小型農具が発達するのか、書きなさい。
A.太閤検地の結果、一地一作人の原則が成り立ったため荘園制の頃の大規模経営から小農経営へと変化した。そのため、小農経営に有効な備中鍬などの個人農具が見られるようになった。

この2つの問題は、題材にしていることは近世の農具についてで同じなのに、必要な知識はまったく違いますね。

もちろん、①前者のようにただ一問一答を答えるだけで良い大学もあれば、②後者のように物事の背景まで文章(=論述)で書かせる大学もあります。また、③論述までは書かせないけれど、選択肢で正しい物事の背景を選ばせるような大学もあります。

①は一問一答を重点的に潰すのが最善です。②と③は歴史の因果関係をよく覚えなければならないことは共通していますが、言語化できるようにしておくのか、覚えておくだけで良いのかでは大きな差がありますよね。

他にも、原始時代は出さない大学や、近現代が8割を占める大学もあります。


つまり、敵を知れってことです。
敵を知り、求められている範囲の知識を蓄え、求められている問題を解く力を身につけるのです。

でも、すべり止めの大学まで考えてたら結局たくさんの形式を勉強しなきゃいけないんじゃ…って人は第一志望に絞ってこの方法を取り入れていきましょう!!!弱気になったら一生受かるもんも受かりません。


皆さんがやっているのは勉強ではなく受験勉強です。受験勉強は、合格することが全てです。まずは、自分が行きたい大学はどのような知識を持っている生徒を求めているのか?ということを把握して、それに合った知識を付けていくのが一番の理想なのです。

(もちろん基礎も大切ですよ!具体的な細かい各教科への基礎からのアプローチの方法は他のノートで書いていくつもりです)

ということで、今回は受験勉強に対する考え方の話でした。受験勉強は明確なラインがあることを考慮して、そこで効率よく全力を発揮できるように頑張りましょう!

そのために私のノートが少しでも役に立つと嬉しいです。


P.S. 読んでも読まなくてもいいゾーン(ここで感想を書いていきたいと思います。ちなみにこれが初投稿)
いや読み返すと同じことしか言ってませんね、ウケる。けどそのくらい受験には目指すべき場所がしっかりあって、そこは意外と遠くないんだよ〜ってことを言いたかったみたいです。次回は受験英語について語ろうかな?
ではさらば!