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元永定正さんの絵本の世界

息子が「うずまき読んで~」と本棚を指さしていました。
「うずまき🌀」とはこの本のこと。

「きたきたうずまき」という絵本です。

赤ちゃんが生まれていちばん最初に買った本。

この本は、娘が生まれて最初に買った本でした。

ストーリー性というか、流れはちゃんとあるのですが、うずまきが主体!?です。
暗記するくらいに何度も何度も読みました。

単純なんですが、変化があり、大人が読むとちょっとシュールな感じさえします。それから、読んだ後独特の後味があるのもこの本。一種の芸術です。

作者はどんな人?

この本の作者は元永定正さん。

Wikipediaの記載では「三重県出身の日本の画家、絵本作家。前衛美術作家として国内外で高い評価を得ており、多数の受賞歴がある」とのこと。確かに"うずまき"は前衛芸術だと思います。大人にもちょっと難しい前衛芸術を赤ちゃんにも分かるくらいに消化した前衛芸術です。
調べたのは今から5年前の2016年でしたが、その5年前になくなっていたとのことで、少々残念ですが、他にも元永さんの本を探しました。

おおきい ちいさい

そこで見つけたのが、「おおきい ちいさい」。

同じ福音館書店の0.1.2えほんシリーズですが、きたきたうずまきよりはもうちょっと大きくなった子に読んであげた方が面白いんじゃないかと思います。
大小2サイズのちょっと不思議なオブジェクト達が登場し、やはりシュールで前衛的な味わいの本です。
子供に「おおきい、ちいさい」を感覚的に教えるにはいい本だと思います。

娘が初めて読めるようになった本

その次に買ったのがこの本。

「ころ ころ ころ」です。娘が6ヶ月の時買ったのですが、0.1.2えほんシリーズよりは少し大きい子向けの本です。最初の頃は「うずまき」ほど娘は喜んでくれず、ちょっと難しいのかなと思いましたが、時々読んであげていました。

驚いたのが娘が2歳2ヶ月の頃。「ころ ころ ころ」を広げて音読していました。え?もう字が読めるの??と思ったのですが、他の本を与えて読ませてみたら全く読めず。どうやら、本の内容を暗記してしまったようなのです。
テンポがいい構成なので、おそらく子供が覚えやすい内容なのでしょう。
こころに印象強く残るというのは、まさに「芸術」ですが、字の読めない子供に暗記させてしまうというのは、相当なものだと思います。

一方、息子は娘ほど本好きではないのですが、「うずまき」を指名してくるということはそれだけ心に残っていると言うことなのでしょう。
ご興味があれば是非お試し下さい。

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