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その日は雪が降っていた。

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創作大賞2023応募作品
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#小説

その日は雪が降っていた。

8話 ※暴行シーンがあります。軽いものですが注意 7時半を周り、もうすぐ花火が上がる時刻が…

黒猫
1年前
7

その日は雪が降っていた。

7話 アンジュの家は今どき珍しい純和風の古い家だった。 言い出しっぺの早川は浴衣がなかなか…

黒猫
1年前
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その日は雪が降っていた。

6話 アンジュと一緒に帰った日からあっという間に2週間が過ぎた。 夏休みに入り、あたしは所…

黒猫
1年前
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その日は雪が降っていた。

5話 蝉の声がやたらとうるさい帰り道。 あたしは何を話せばいいのか、何を話したかったのか、…

黒猫
1年前
5

その日は雪が降っていた。

4話 5限の終わりを告げるチャイムが鳴り、廊下が俄(にわか)に騒がしくなる。 目を擦らないよ…

黒猫
1年前
1

その日は雪が降っていた。

3話 アンティークドール改め、電波美少女の爆弾発言は瞬く間に学年中に広まった。 朝は超のつ…

黒猫
1年前
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その日は雪が降っていた。

あらすじ 中学三年の夏、自分の性嗜好について悩んでいた瀬那のクラスに季節はずれの転校生、吉良アンジュがやってくる。 アンティークドールのように美しい彼女は、何故か瀬那に懐いて、そして瀬那はひょんなことから彼女の秘密を知ってしまう。 青白い肌に浮かんだ蓮の花。冷たいラムネに夜のプール。 変わり者で突拍子のないアンジュの行動に振り回されつつも、悪くないと思っていた穏やかな青い日々。 それは唐突に終わりを告げて、瀬那を置いていく。 特別がほしい年頃の少女たちが周囲や互い、大人の身勝