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私の道

私の道は私が決める!
そう言ってあなたは旅立っていきました。
あなたが言うように、
このままこの道を行くと
可能性というものは
ひとつしかありません。
それは、みんなと同じ道です。
みんなと同じ道というのは、
安心感があり安定していると思います。
だって、その道を行けば
失敗するなんて事がないんだから。
失敗する事はない。ただし、みんなと同じ道をゆえに、注目される!という事もありません。
でも、みんな、この道しかないという
思い込みを持っているので、
この道を進み、同じような仕様となって、
誰にも注目されずに埋もれていくのです。
しかし、あなたは、
今までのものとは違って
新しく新たに、あなただけの道を
作ったのです。
新しくあなたが作った道も
世の中に広められれば、
当たり前の道となるかも知れません。
しかし、あなたが作った功績は大きいのです!
すると、後ろのほうから
声が聞こえてきたのです。
猫の声です!
私は注意しに行くと同時に、
何故この話を中断するような
行いをしたのかを問いました。
すると、猫はこう言いました。
『あの〜!ムクドリさん!何の話をしているのでしょうか?』
私はここまで聞いて、
なんの話かすら理解出来ない質問者に
ガッカリしてしまいました。
しかし、優しい私はこう答えました。
『炊飯器で、スポンジケーキを作るという話です!
炊飯器は、本来はご飯を炊くもので、
それ以外の使い方はされないのが一般的です。
そんな中、ご飯を炊くという道には、
あえて行かず、スポンジケーキを作るという道を選ぶ炊飯器の生き様を説明したのだよ!
これは、すごい事だ!
なぜなら、
だれも行かなかった道をいき、
自らの手で新しい世界を
見つけたんだからね!』
炊飯器の話
副題:私のみち
作:ひーろん

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