「〈たった今から本気出す〉系クズ男子」の〈青春?映画〉5本
↓私の独断ランキング。当然ですが「私の好み」を優先して選んでいます。
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◯『青春群像』(1953/伊+仏) ※フェデリコ・フェリーニ監督/脚本
◯『ウィズネイルと僕』(1988/英) ※ブルース・ロビンソン監督/脚本
△『限りなく透明に近いブルー』(1979/日) ■未DVD化■ ※村上龍監督
△『祭りの準備』(1975/日) ※監督:黒木和雄、原作/脚本:中島丈博
△『地獄の脱出 デッド・エンド』(1986/豪) ■未DVD化■ 〈劇場未公開〉
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5本ともに共通するのは、基本的に「ダラダラ」と迷走する映画で、「シャキッ」とするのはラストだけ。クサいけれど「青春が終わる瞬間」の映画。
映画5本の関連リンク集
◆『青春群像』(1953/伊+仏/I vitelloni)
「藤子不二雄(A)」こと、安孫子素雄(あびこ・もとお/1934-2022)氏のフェイバリット映画のひとつとしても知られる(?)映画。映画監督スタンリー・キューブリック(1928-1999)氏も好きらしい。フェリーニの単独監督2作目。
予告篇(1分15秒)
本国公開時のオリジナル予告篇(3分56秒)
海外の評価
VHSビデオのジャケット写真
◆『ウィズネイルと僕』(1988/英/Withnail and I)
重くて高い『死ぬまでに観たい映画1001本』(2004年版)で知った映画。海外(英語圏?)ではカルト映画(一部で熱狂的に支持される映画)の一つと書いていたはず。英国出身で元・俳優の脚本家/映画監督ブルース・ロビンソン(1946-)の初監督作(脚本も)で、「ボロ車で田舎の別荘に行き数泊して帰る」だけのロードムービー。映像が綺麗でラストが沁みた。時代は1969年。主人公は、ロンドンの小汚いアパートで共同生活を送る俳優志望の二人、30近い「ウィズネイル」と、20代前半の「僕(※監督自身がモデル)」。笑えないコメディ、筋書きの弱い人間ドラマ、エモい?バディムービーとでもいうか…。モンティおじさんの『君はスポンジか?石か?どっちなんだ』は、ジャニー喜多川氏が騒動になっている現在では笑えない名言。「モンティおじさん」は映画『ロミオとジュリエット』(1968)にブルース・ロビンソンが俳優として出演した時の監督フランコ・ゼフィレッリ(1923-2019)がモデルらしい。
オリジナル予告篇(3分11秒)
海外の評価
DVDとBlu-rayのジャケット写真
◆『限りなく透明に近いブルー』(1979/日)
筒井康隆(1934-)氏は、『腹立半分日記』か『みだれ撃ち涜書ノート』に、『限りなく透明に近いブルー』で第75回(1976年上半期)の芥川賞を受賞した 村上の受賞インタビューや雑誌での冷めた発言に接して「我々とは全く異なる新世代の感覚」と畏怖?の感情を書いていた。村上氏の小説はブリーフ派からトランクス派に主人公が変わる『コックサッカーブルース』だけ既読。
他では作家・中上健次氏との対談本『ジャズと爆弾』、初監督時の裏話や映画についての『真昼の映像・真夜中の言葉』を読んだ。映画のオープニングで三田村邦彦が演じる主人公のリュウ(≒村上龍)がレタスを抱えたまま登場するオープニングの数分間は、過去に私が観た映画の中で最もダサい始まり。
「1960年代後半」を同時代として若い時に経験している村上春樹(1949-)氏のデビュー作(未読)を映画化した『風の歌を聴け』(1981)も〈冷めて〉いる。
Amazonのカスタマーレビュー
「原作小説」と「映画」に関するWikipedia
VHSビデオのジャケット写真
◆『祭りの準備』(1975/日)
『期間限定版 ベストテンなんかぶっとばせ!!』(1998年/洋泉社)で寄稿者が選ぶ「オールタイム・フェイバリット映画10本」に、漫画家の根本敬氏が本作を選んでいます。映画に詳しくないので本書にも多くの映画を教わった。
オリジナル予告篇 ※詳しくないが「いかにもATGの青春(性春)映画」の香り
海外の評価 ※海外では、ほぼ「ゼロ」の知名度のようだ
VHSビデオのジャケット写真
◆『地獄の脱出 デッド・エンド』(1986/豪) 〈劇場未公開〉
新刊で買った『80年代 悪趣味ビデオ学入門!』(2013年/洋泉社)で知った映画。中古屋で何度か見かけてはいたがジャケ写から「観なくてもいいB級」を嗅ぎ取りパスしていた。かなりダラダラした映画で「最後の余韻」だけ。
オリジナル予告篇(1分36秒)
海外の評価
VHSビデオのジャケット写真
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