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フランス映画『愛しきは、女 ラ・バランス』(1982) ■未DVD化■

◆『愛しきは、女 ラ・バランス』(1982/仏/La Balance) ■未DVD化


米国人ボブ・スウェイム(1943-)が監督のフランス製犯罪映画」。娼婦の恋人がいるチンピラが、刑事に弱味を握られ強制的に「警察のイヌ(=情報屋)」にさせられ、「イヌ」の屈辱感と、仲間にバレて殺される恐怖の間(=バランス⁉)で苦悩する。「石橋蓮司」似なイイ面構えのチンピラが魅力的だから成り立つ映画。このチンピラと恋人の街娼の関係が最大の見所(=泣かせ所)。ハリウッド風?の刑事の描き方がダサかった記憶。キレて街中で銃を乱射するチェッキー・カリョ演じる凶悪犯は「本物の狂気」を感じさせ怖い。
フランスで最も権威のある?1983年セザール賞受賞。私の評価は△佳作
「ギャング映画」でも「警察映画」でもなくて、実質的には「恋愛映画」。


オリジナル予告篇


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_1054520_1.html


こんなビデオが面白い 洋画編』(1988年)という映画本に作家の矢作俊彦(やはぎ・としひこ/1950-)氏が「私の選んだ3本」というコラムを寄稿していて、「映画とビデオの違い」に触れた後に選出した「ビデオ3本」の中の一つが本作。他は『殺し屋ハリー』『ストリート・オブ・ファイヤー』。


日本の評価

海外の評価

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