見出し画像

宝塚歌劇宙組☆シャーロック・ホームズ観劇記①〜たしかに、ミュージカルだ😳

1.旅立ちを見送る人達

久々にやってきた。東京宝塚劇場❗️

画像1

この日の公演は特別だった。

はじめての千秋楽観劇🌟🌟🌟🌟🌟

私はどこの私設ファンクラブにも入っていない。今回はどういうわけか、

常に『落選』のお知らせしか私に告げてこない『宝塚友の会』の抽選に、『まぐれ』で当たってしまったのだ😳😳😳😳

『ほんの時々ね、信じられないほどいいお席が当たるのよ🌟🌟🌟🌟』

ヅカオタ歴40年以上の友人が口にした言葉は本当だった❗️

私と娘は勇んで日比谷に駆けつけた。と、、

劇場前のただならぬ雰囲気に気がついた。

白いのだ😳😳😳😳❗️❗️😳❗️

白いジャケット、白いスカート、白いパンプス、白いバッグ、、あらゆる衣類装飾品を白で固めたファン達が劇場前で談笑している。

退団するタカラジェンヌ達を見送るために。

これが、ヅカの千秋楽なのか🌟🌟🌟🌟

TAKARAZUKA SKY Stageでしか見たことのない光景を目の当たりにして、私は自分がまだまだひよっこのヅカファンであることを痛感させられた。

ロミジュリ公演中は閉館していた日比谷シャンテと東京ミッドタウンは、いつも通り賑やかに開場を待つファンを迎え入れていた。

そうそう、公演が始まる前から観劇は始まっているのだ🌟🌟🌟🌟

2.やはりコロナ禍にある宝塚

いつもと変わらない風景が戻りつつある、そう思ってシャンテ地下に降りた私達は、すぐ現実に引き戻された。

キャトル・レーヴ

ヅカファン以外は恐ろしくて近寄れないヅカのグッズショップは、時間別整理券制になっていた。

私達は20分後入店のチケットを受け取った。

あの舞台写真売り場の仁義なき争奪戦、うんざりするほど長いレジの列、来店時間を間違えると地獄でしかなかったこの店も、入店管理で悠々買い物ができるとなんだか寂しくなってしまう。

別に欲しくないけど、みんなが買ってるからつい手が出て😢という群集心理も発生しないので、私は自分でも驚くほど少額の精算を済ませて店を後にした。

やはりコロナ禍なのだ。私は弛みかけた心を引き締めて再び劇場に向かった。

3、女嫌いホームズを宝塚で⁉️

舞台は霧煙るロンドン。

画像2

ここからは、半分ネタバレになります🙇‍♀️まあ千秋楽なので気にしなくていいかもしれませんが💦💦

↓                     ↓                      ↓

シャーロック・ホームズを宝塚で上演する、って、

どうやって⁉️

原作によると、彼は本当に女嫌いで、そのせいかそもそも作中にも女性があまり出てこない。

推理小説マニアの娘は、もちろんホームズ全巻読破済み。宝塚でどう脚本にして演出するか、不安でしかない、とボヤいていた。

しかも、脚本担当は生田大和先生だ😳😳

『ひかり降る路』『カサノバ』

先生の作品に共通するのは

『ラストが尻つぼみ』であることだ😢😢

えっ😳❗️これで、ラスト⁉️

というシーンでなぜか終わる。結局ストーリーがまとまらない😭😭

今回はどうなるのか。しかも、ホームズ、アイリーン、モリアーティが一堂に会する物語など存在しない😨😨

名作の数々をどう上手く切り貼りしてラストに持っていくのか。

名探偵コナン並に難しい脚本だ😳😳

さらに『愛と夢』の宝塚で女嫌いのホームズとアイリーンをどう結びつけるのか、これも生田先生の腕の見せ所だった。

4.これはミュージカルだ❗️

この作品 正式なタイトルは

Musical  シャーロック・ホームズ〜サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る〜

内容が分かるようなわからないようなネーミングだが、ここは間違いなかった。

ミュージカルなのだ❗️

冒頭から、あらすじを歌で表現していく。

ロンドンで起こった連続殺人事件、それを一旦は解き明かすホームズ、

ここまでのストーリーはほぼ歌で説明されている。

しかも、メロディーラインが新鮮で、軽快なブロードウェイミュージカル風なのだ。

この作品の最大の魅力は、この歌の多用、メロディーの美しさ、それに負うところが大きかった🌟🌟🌟🌟🌟Mr.生田、やるじゃないか❗️

5.ざっくりキャスト別感想

主役シャーロック・ホームズはもちろんゆりかさん(真風涼帆さん)。

一気に代替わりが進んだトップスターの中で、今や貫禄の存在だ🌟🌟🌟

オリンピック閉会式の凛々しい立ち姿にも感動したなあ😭😭😭

画像3

今回は、ある種マニアでオタクのホームズをどう作り込むか、が問われたのだが、、、

やはりコミカルな演技には若干の迷いがあったのか😅。しかも、ホームズは決して明るい人柄ではなく、常にある種の暗さがつきまとう。その複雑怪奇な心の内を演じるのは難しかったかもしれない。

気になったのは、最近の演出の傾向なのか、台詞や所作がオーバーアクション気味だ😳😳

ロミジュリのこっちゃん演じるロミオも妙に動きが大きかった。

ここまで演者を動かさなくていいのに、ゆりかさんもやりにくそうに見えたけど😢😢

とはいえ、シリアスな場面に入るともう落ち着いたものだ🌟🌟クール、それでいて暖かさがフワッと滲み出る大人の男の姿に、ため息が出るばかり🌟🌟🌟🌟アイリーンへの想いは、多くを語らずに、目で、背中で伝える、そんな感じだった🌟🌟🌟

それにしても、ゆりかさんはスーツが似合うよね🌟🌟🌟

(②に続きます🙇‍♀️🙇‍♀️)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?