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大根の栄養素について
こんにちは、坂井泉水です。
本日は、大根の栄養素のついて解説していきます。
早速、大根の基本成分について見ていきましょう。
大根の根(生)100gの基本成分
エネルギー:18kcal
水分:94.6g
たんぱく質:0.5g
脂質:0.1g
炭水化物:4.1g
食物繊維:1.4g
次にビタミンについて見ましょう。
大根の根(生)100gのビタミン
ビタミンB1:0.02mg
ビタミンB2:0.01mg
ビタミンB6:0.05mg
ビタミンC:11mg
ナイアシン:0.2mg
葉酸:33µg
パントテン酸:0.11mg
次に無機質について見ましょう。
大根の根(生)100gの無機質
ナトリウム:19mg
カリウム:230mg
カルシウム:24mg
マグネシウム:10mg
リン:18mg
鉄:0.2mg
大根の根にはほぼ栄養素はありません。
強いて言うなら、カリウムぐらいですかね。
実は大根の重要な部分は根の部分ではなく、葉っぱの部分にあるんです。
特にビタミンと無機質は栄養素が豊富なので取り上げてみましょう。
大根の葉っぱ(生)100gのビタミン
β‐カロテン:3900µg
ビタミンB1:0.09mg
ビタミンB2:0.16mg
ビタミンB6:0.18mg
ビタミンE:3.8mg
ビタミンK:270μg
ビタミンC:53mg
ナイアシン:35mg
葉酸:140µg
パントテン酸:0.26mg
β‐カロテン、ビタミンK、ビタミンC、葉酸が豊富に含まれていますね。
β‐カロテンとは、プロビタミンAともいわれ、体内でビタミンAに変わります。皮膚や粘膜の形成に関わるので、肌の乾燥を防ぐためにも摂取したい栄養素です。ビタミンCと同じ様に抗酸化作用がある他、免疫を整える働きもあります。
ビタミンKとは油脂に溶ける脂溶性のビタミンの一種です。ビタミンKは骨のの健康維持に不可欠であったり、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成を促す役割があります。なので、骨粗しょう症の治療薬としても使われています。さらに血管(動脈)の健康にも役立っています。
ビタミンCとは水につける水溶性のビタミンの一種です。ビタミンCは体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。なので、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することが期待できます。
葉酸とは水に溶ける水溶性ビタミンの一つで、ビタミンB群の仲間です。葉酸は、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する役割があります。なので、赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなど大切な働きをしています。特に妊娠初期の女性が十分な葉酸を摂取すると、胎児において神経管閉鎖障害(無脳症)のリスクを減らすことができます。神経管閉鎖障害(無脳症)の場合、流産や死産の割合が高くなります。
次に無機質についてです。
大根の葉っぱ(生)100gの無機質
ナトリウム:48mg
カリウム:400mg
カルシウム:260mg
マグネシウム:22mg
リン:52mg
鉄:3.1mg
カリウムとカルシウムが豊富ですね。
ここまで、大根の根と葉っぱについての栄養素について見ていきましたが、ここまで見ると大根の根より葉っぱの方を食べるべきだと思います。
これでは、大根の根の立場が無くなりますね。
ここから大根の根を食べるメリットを記載し、フォローします。
大根の根を食べるメリット
大根の根には以下の有効成分が含まれています。
・アミラーゼ:ガンを防ぐ。
・プロテアーゼ:消化不良、胃もたれ、胸やけを防ぐ。ケガや関節炎などの炎症・腫れ・痛みを抑える。
・オキシダーゼ:ガンを防ぐ。
・イソチオシネート:食中毒、風邪やガン、老化を防ぐ。
特にイソチオシアネート(ラファサチン)は大根の辛味成分をもたらす主成分です。イソチオシアネートは、大根を擦り下ろすことで生まれます。イソチオシアネートには殺菌作用や抗酸化作用、抗炎症作用があるので、ウィルスや細菌、活性酸素などに身体が侵されないように守ってくれます。ちなみにイソチオシアネートは加熱に弱いので、摂取するには大根おろしや大根サラダなどの生で摂取するようにしましょう。
まとめ
大根の根より葉っぱの方が栄養素の観点から良いんですね。
大根の季節は過ぎてしまいましたが、今年の冬から大根は根っこだけでなく、葉っぱの部分も捨てずにみそ汁などにいれて食べてあげましょう。
以上で、大根の栄養素についての記事を終えます。
最後まで、本記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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