長編を書くための参考として
村上龍
村上春樹
村上龍と村上春樹を比較しましたが村上春樹はこんなふうに語っています。
村上龍の手法も村上春樹の手法も物書きにとって〝あるある〟だとは思うのですが、どうして村上春樹の記事にこんなにも紙面を割いてるのかというと私にとってのこの手法はあまりにも馴染みがないためだからです。
「僕は何も考え出したりはしないで、ただ何かが起きるのをじっと待っているだけなのです」
っていったい何?何なんですか?ってな具合です。村上春樹すごいわ…
タイトルから始まる小説ってあると思います。ですが村上春樹の場合タイトルが決まってなければ何も決まってない状態で小説を書き始めることもあるということですよね。私には斬新な手法過ぎます……
そしてタイトルに限ってはこんな記述も
ぜひ、たらはかに先生の【毎週ショートショートnote】に参加していただきたいと切に願います。逆に【毎週ショートショートnote】のお題をこなしていけば村上春樹に一歩でも近づくことができるかもしれません。
そしてテクニカルなものも。こういったものは形から入りやすくてマネしやすいです。
若い時はとにかく村上龍に心酔しておりました。好きな作品に「コインロッカーベイビーズ」を上げる人が多いですが私は「愛と幻想のファシズム」です。ここに書かれているたった一行で人生観が変わってしまいました!よく雷に打たれたよう…という表現がありますがまさにそんな衝撃でした。
「え~村上龍で人生観変わるなんて!」とバカにされましたが「うっせえっつーの!」とにかく新刊がでるとすぐに購入してました。
村上春樹は私にとっては不思議な作家です。好きか嫌いかと問われればそのどちらでもなくニュートラルです。新作が出ても数年はほったらかしておいて世間で騒がれなくなった頃にようやく読むというスタンスです。
そうしてようやく読み始めると今度は10頁ぐらいはイライラのし通しです。「このオレに付いてこられるかな?」と問われてるような気がしてすぐにでも本を閉じて壁に投げつけたくなる!そんな不快感をいつも感じます。たぶん読み始めは独特の世界観に慣れていないせいだからでしょう。
そしてその段階を過ぎると俄然面白くなりかなり長い作品でも最後まで一気読み…村上春樹というと必ずこのパターンになります。
印象に残っている一冊を挙げろといえば「海辺のカフカ」です。
このあたりの事情をうまく表現してる文章を見つけました。
このnoteでもこういった村上春樹のような書き方をしている方も多いと思います。
だけといかんせん私にとっては斬新過ぎるので、さっそく明日からでも試してみたい手法だと思いました。