先ほど寝落ちしてしまい宴会の夢を見た。ビールを２本頼んだのだが出てくる前に目覚めてしまった。このオーダーはどうなるのだろう？ちなみに眠気はとんでしまった。気になる…

桜回線【毎週ショートショートnote】

「なんだ？この変な日本語は！」 友人に見せて貰った画像にはブロンド美人が映っている。背景は「クレムリン」や「エルミタージュ美術館」か。それにしてもどの画像にしても何でわざとらしくポーズを決めているんだ？そこらの素人には見えんぞ…… 「えっ？これネタじゃないのか？ガチで言ってる？」 信じられないことに友人は真剣にこのメッセージを受け止めて良いのかを相談してきたのだ…… 聞くところによるとダリヤ以外にも、アーニャ、雪蘭、カルメンなどいろんな女性から似たようなメッセージが届

三日月ファストパス【毎週ショートショートnote】

「あっ！空振りと思いきや…みごとなスルーパスっ！」 ゴール前にきれいな縦パスが通った… フォワードが飛び込む… 鋭く軌道が変わったが、キーパーは素早く反応した。 フィールドの中盤までボールが戻され一気に攻守が逆転した。 ところがアウェイのボランチがロングパスを出そうとしたところレフリーの顔面を直撃してしまった。 すかさずこぼれ球を拾ったホームのミッドフィルダーはドリブルでつなぎながらもアウェイのゴール前に駆け込んだ。 「ああっまただ……これは……超スローパス……

OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro のお仕事

かつては私も〝神様〟を所有してました。 何の話かって？ 〝神様〟についてはこちらの佐々木啓太様の記事を御参照ください。 ちょうど「9215の炸裂する作例シリーズ」の次の投稿は絶対このレンズだなと思っていたところで、タイムリーにこちらの記事を見つけてしまいきっかけを頂きました。こちらの投稿ではまさに神様のお仕事というべきものを見せて下さってます。 さて、マイクロフォーサーズの前身はフォーサーズ規格というものでした。このレンズはフォーサーズ規格専用レンズですので、現行のオ

【備忘録】ためになる小説家の手法

長編を書くための参考として 村上龍村上春樹 村上龍と村上春樹を比較しましたが村上春樹はこんなふうに語っています。 村上龍の手法も村上春樹の手法も物書きにとって〝あるある〟だとは思うのですが、どうして村上春樹の記事にこんなにも紙面を割いてるのかというと私にとってのこの手法はあまりにも馴染みがないためだからです。 「僕は何も考え出したりはしないで、ただ何かが起きるのをじっと待っているだけなのです」 っていったい何？何なんですか？ってな具合です。村上春樹すごいわ… タイト

お返し断捨離【毎週ショートショートnote】

当時は〝断捨離〟なんて言葉はなかった。 だがいま思えばあれは間違い無く、おかんとの断捨離バトルだった。 ある日、高校から戻るとお小遣いやら、バイトで苦労して集めたゲームソフトがすべて捨てられていた。 もっと勉強に精を出せ！ということらしい。泣くことこそ無かったがとても悲しかった。 〝うりゃうりゃうりゃうりゃ～〟 僕は留守中に、おかんが通販で買った怪しげな健康器具を全部捨ててしまった。仕返しだ。おとんは目で〝よくやった！〟と言ってくれた。 後日、やはり学校から戻ると

突然の猫ミーム【毎週ショートシートnote】＃誰かに言いたくなる恐怖体験

たらはかに様の毎週ショートショートnoteに参加しました！ あえて小説という縛りでしたが、あえて動画にしてもうたー😭 爪毛川太さんが今週のお題を動画で投稿されていて面白そうでしたのでマネしてみました。 いやこの実体験は猫ミーム動画だからこそできたかもしれません。いつか記事に書こうと思ってましたがなかなか文章では自信がありませんでした。 それにしても動画作成をしてる時でさえこの時の感覚を思い出してゾクゾクしてました。可愛いネコを使ってもゾクゾクは軽減されませんでしたわ。

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 (llではないです）のお仕事

久々の作例投稿です。 それにしてもこの2月23日にこの初期型の後継レンズが発売になったそうなのですが、デザインと値段以外どこが変わったのかが良く分からないのですわ😭光学系の設計はそのまま引き継いでいるみたいなのですが…… このレンズは2010年発売なのですが当時から評価が高かったです。１０年以上経ったいまでさえ価格comのレヴューでいまだ4.5以上は凄いことだと思います。高倍率ズームのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6と双璧をなしてま

レトルト三角関係【毎週ショートショートnote】

「ボンカレーもいいけど、ククレカレーもスキっ！」 この女の優柔不断さはレトルトカレーの好みだけにとどまらなかった。どちらかに決めるのではなくそのどちらも食べる。そのせいでオレもアイツも苦しんできた。 彼女とオレは有数の進学校で一緒となり、学校一の美人とうたわれた彼女を射止めたオレは鼻高々だった。だが同時期に幼なじみのアイツとの交際も始まったのだ。 その後彼女とオレとアイツで同じ大学に通うようになったが３人の関係は変わらなかった。美人で魅力的な彼女を前にしてオレもアイツも

洞窟の奥はお子様ランチ【毎週ショートショートnote】

シーン１ SNSである投稿が話題になっていた。投稿者はかつての南極観測隊のおつきの料理長だった。 「ウチの店のお子様ランチに立っている旗はなんでしょう？」 画像は大人向けといっても良いお子様ランチだった。いかにも美味そうだ。旗の部分にモザイクがかかっている。 「んなもん、日の丸に決まっとるやないか…」 投稿はこんな一文で締めくくられていた。 「ヒント：我が国の国旗ではありません」 シーン２ 俄然興味をそそられた私は早速チームを組織して旗が何であるか見定めること

デジタルバレンタイン【毎週ショートショートnote】

そしてその年「モノリス2054」と名付けられた量子コンピューターが世界を支配していた。全知全能だった。 2020年代あたりでは1000キュービット（量子ビット）を越える量子コンピューターの大規模化は難しいといわれていたが、その後のブレークスルーにより人類は2050年代であっさり100万-１億キュービットを達成した。 「モノリス2054」は創薬や気候変動などの世界中で必要とされるありとあらゆる計算をさせてもまだまだ膨大な余力があったため世界中の誰もがアクセスできるように一人

行列のできるリモコン【毎週ショートショートnote】

都内某所。ここはリモコン店の激戦区だ。名店もひしめき合っている。 最後の地上波だったNHKが解体され、動画配信はすべてネットからとなった。力のあるアマゾンやNetflixなどはあらかじめスマートテレビのリモコンにボタンが用意されていたが、ニッチな番組ではそうもいかない。 最近はやりのリモコン店というのは客の好みの番組をリモコンに組み入れるカスタムがウリだった。好みを伝えただけで店主が素早くボタンにチャンネルを割り当てる。その精度が高いほど名店と言われ行列もできた。 僕は