執念第一【毎週ショートショートnote】

毎週ショートショートnoteは一周年を迎えた。まったく素晴らしいことだ。僕は末永く続くことを祈念した。そして記念すべき祝一周年のお題は「執念」「第一」だった。

翌年の二周年記念の年末のお題は「中年」「次第に」だった。

その翌年の同時期の周年記念のお題は「酒池肉林」「会津磐梯山」だった。

その翌年の周年記念のお題は「終電」「マギーブイヨン」だった。

その翌年の周年記念のお題は「手裏剣」「タイ語」だった。五周年にあたる。

その翌年の周年記念のお題は「宿便」「ギネス世界記録」だった。

その翌年の周年記念のお題は「種の起源」「台湾バナナ」だった。

その翌年の周年記念のお題は「シュトーレン」「尺八」だった。

その翌年の周年記念のお題は「祝言」「ノーメイク」だった。

そして毎週ショートショートnoteは十年を迎えた。なんとおめでたいことなんだ！その年の記念すべきお題は「うち知ってんねん」「一部始終」だった。

そしてこの十年間、主催者はじめ何人の著名作家がここから輩出されたことだろう。そしてその者たちはみんな声をそろえて証言した。こんな内容だった。

「この手の付けようがないお題に毎回必死に取り組むことこそが作家としてのスキル向上に役立ちました！そしてペースメーカーでもありました」

えっ僕はどうかって？
誰もほめてはくれまいが、毎週ショートショートに参加するかたわら、ひそかに成し遂げたことがあったんだ。この十年間の裏ミッションだ。だから自分を心の底からほめてあげたい！声を大にして叫びたい！

十年パンイチをやり切ったぞー！

(またまた字数オーバーの650字)

『本作品はamazon　kindleで出版される410字の毎週ショートショート～一周年記念～　へ掲載される事についてたらはかにさんと合意済です』

たらはかに様の毎週ショートショートnoteに参加いたしました。