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日本での気遣いに疲れて海外へ。でもそんな私は、やっぱりジャパニーズマインド。

生まれも育ちも日本。そんな私は、現在、海外に住んでいる。日本で生活していた時、自分の息苦しさに気づいた。私は、どうしてこんなにも気遣いしているのだろう、、、


日本にいた時

小学校でよくあった学校全体集会。私たちは、先生に従い背の低い順に並ぶ。そして、全校生徒は、体育館へと向かう。暑い中、足を曲げてその周りに腕を巻く。そう、体育座りをしていた。あぐらをかけば、悪い生徒になる。それは嫌だから、必死に体育座りをしていた自分。

みんなと同じでなければ、不良となる。それだけは、嫌だと感じていた。「どうして、みんなと同じでなければいけないの?」という疑問さえ、頭に浮かばなかった。

他にも、目に見えないたくさんの決まりに囲まれていた学生時代。それは、大人になっても変わらなかった。

常識と言うものなのか、それとも周りの大人に言われて行っているのか

自分でも分からなかった。

本当にやらなければいけない事なのか、それとも自分を悪く見せたくないからなのか。

自分の生まれ育った日本にいるのに、人に気を遣い、疲れ果てた自分がそこにはいた。

海外に出て楽になった

日本に疲れていた私は、早くここから抜け出したいと必死だった。英語に力を入れて、そして自分の大好きな事で仕事をゲットする。毎日、毎日、自分の素敵な夢を見ていた。

そんな中、当時付き合っていた彼は、転勤で海外へ行くことに。私は、もちろん彼に会いに行った。

それが、自分一人で海外に出『初めて』。そこで、決まりのない『自由』を初めて経験した。

最初は、「怖い」という印象を持ったのを覚えている。

そこでは、誰かに教えてもらえるわけでもなく、自分で自分を信じて道を作り、行動しなければならなかったから。

日本にいるように、「これをしたらダメ。あれをしたらイケナイ。」というたくさんの小さな決まりは、なかった。

また、気遣い

それから、時は流れ、結婚、出産し、私は現在、海外に住んでいる。海外在住も長くなり、海外に住んでいる日本人と交流することも増えた。それと共に、私は、また自分に疲れることが増えた。


そう!海外に来て、日本人と交流することで私の行動は、知らぬ間にまた日本にいた頃と同じようになっていたのだった。


例えば、

・同じような格好、行動をし、口調を合わせる。目立つと、常識のない人と思われるかもと心配。


・手土産を持っていく。何かしてもらった時に、感謝の気持ちをこめて贈り物をする。


・相手の都合をよく聞く。大丈夫ですか?などの確認を何度も何度もしてしまう。


・相手が求めてる答えを与えてしまう。嫌な人にならないように、答えを合わせてしまうなど。


・お辞儀を何度もしてしまう。特に、さようならと別れるとき。


・話しているときは、人の言葉をさえぎらないように話す。海外では、結構、自分の意見を前面に出さなくてはいけない場面が多いが、日本人の会話では逆。


・人の前を通るときは、しゃがむ。



私は、やっぱり細かい事、小さいことを考え行動しているジャパニーズマインドだと、大人になって、また気づくことができた。子供の頃は、規則や決まりばかりに気を遣い疲れていたけど、やっぱりこれは、私の一部でもあることを今になって受け止める事ができていると思う。


これからは、日本人の気遣いで自分を苦しめるのではなく、自分らしく表現して、人と接していけたらいいな。


インスタグラム:@91₋flavors.mari

Twitter:@91 Flavors : MARI






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