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小言のような詩たち

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💡小言のような詩を集めました!2分もあればサクサク読めます♪
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2022年7月の記事一覧

『うみ』

『うみ』

私の住むんでいるところは少し暗く、音もそこまで聞こえない。でも、私たちには言葉がある。とても高い声で、名前を呼び合う、簡単な会話もできる。私たちは息が40秒しか続かないので、時々浮上して呼吸をする。私たちは泳ぐのが得意だしみんなで泳ぐ。

最近はふわふわと浮いている白いものを食べて死んでいく仲間が多くなってきた。生ぬるく、あたりが汚れていくのを見ているだけだった。助けを求めても、私たちの声はとどか

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『  /トウメイ』

『  /トウメイ』

季節外れの暑さが続いた5月下旬。
この頃の気温の変化に耐えきれず、ぐったりしている猫のいる部屋で、透明なソーダ水がグラスをはじく音がした。
涼しげな音と香りが部屋中に漂うこの時間を、猫は幸せだと思うのだろう。
いつもは外を眺めては独り言をこぼす猫も、窓際の陰で涼んでいる。
窓から部屋に吹き込む風は心地いい。
どこか夏のにおいを感じる風だ。
まだ夏になってもいないのに、セミの鳴き声が聞こえてきそうな

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『階段』

『階段』

実体験から書いた小言です。真相はわかりません。

少し前に階段から落ちたことがある。

連日の疲れや慣れない生活がために落ちてしまったのだと思う。けれど、どこか奇妙なのだ。

宙を舞った記憶もなければ、痛みも特に感じていないのに疵(キズ)は残っている。

単なる偶然や自分の不注意だろうと思い込んでみるのだが、自分が嫌になって意図的に身を投げたのか、あるいは見えない“何か”に背中を突きはねられたのか

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