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【INDY】Borg Warner Trophyに顔が刻まれるまで

トライオンの街・再訪

歴代のINDY500チャンピオンの顔が刻まれているBorg Warner Trophy。
日本のファンの皆さんにも2017年の佐藤琢磨選手INDY500優勝ですっかりお馴染みになったと思います。’17年のオフには初めて日本にも来てホンダレーシングサンクスデーやホンダ南青山本社、各表彰式にも登場しましたね。実際にトロフィーを見て琢磨選手の顔を見たファンの方も多いかと思います。

2020年も琢磨選手がINDY500を制して2度目の勝利を挙げました。そしてBorgWaner Trophyに刻まれる2つ目の顔を制作する過程を見せていただくために、ノースカロライナ州のTryon(トライオン)という街に行って来ました。'17年の時には天野さんやフォトグラファーのS信さんと一緒に初めてこの街を訪れて、チャンピオンの顔を作る彫刻家、ウイリアム・ベーレーンズさんのアトリエを訪問。さらにはBorg Waner社に行って工場見学したり、地元の観光を案内したいただいたりと、まさにVIP待遇の歓待を受けたのでありましたw

その時はもう2度目はないかな‥‥とさえ思っていましたが、3年後にまさかの再訪w   再びトライオンにやって来たのであります。もう一度、お顔を作る風景を見せていただきましょう。


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これが今、Borg Waner Trophyに刻まれている'17年バージョンの琢磨選手の顔です。


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アトリエを訪問した段階で、ウイルさんがここまで仕上げていました。ベールかかってるけどw  INDY500が終わってからおよそ1ヶ月と2週間くらいでした。


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ウイルさんにベールを取ってもらって、自分の顔とご対面でありますww
さて、2020年バージョンはどんな感じでしょう‥‥。ご本人もニコニコでありますw


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ウイルさんはINDY500レース翌日に琢磨選手の顔を360°撮影して、
写真を元に粘土でここまで塑像を仕上げていて、あとは本物の顔を見ながら最後の仕上げをして行きます。


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細かい所を見ながら削ったり粘土を足したりして、細かい修正をするウイルさん。顔の陰影を見たり会話をしながら目や頬、口の筋肉がどう動くか観察しているんですね。


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塑像は出来上がったようです。似てるぅ〜w   SNSでは今年の方がうれしい感じが良く出てるぅ〜と評判のようですw  ちゃんと3歳年取ってますねww


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塑像は完成です。このあと石膏になり、縮尺されてトロフィーサイズになり、その後鋳型になって銀の顔になっていきます。今年はレースのスケジュールも延期されたので、ウイルさんは制作期間が短くなって大変ですが、
まずはBaby Borgトロフィーが出来て、その後にBorg Warner Trophyに入ります。お披露目は来年になるかな。


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ウイルさんにお願いしてw  2017年の石膏の顔と2020年の塑像を並べて三兄弟状態ですw   指にはチャンピオンリングもしっかりw   いぇい。


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アトリエで制作が終わった後には、トライオンの街に出てシアターで記念撮影。お世話になったウイルさんと奥さんのシャーロットさん。いろいろとおもてなししていただいて、ありがとうございます。
シアターの粋な計らいで、電光のビルボードもINDY500バージョンにw 。
広報担当のスティーブ・シャンクさんいわく「六本木ほどじゃないけどね」と笑います。


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まさかのヘルメットをかぶって記念撮影w   まぁ、おめでたいってことでw
こんな撮影も二度と出来ないかも知んないしねw  


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何度来ても楽しいトライオンの街。もちろんINDY500で勝ったからこそ来られるんですけどね。ウイルさんのアトリエは楽しいし、街も良い雰囲気。
来年もぜひ来たいと思ってるんですが、そこは運転手さん次第ですw

↓↓アトリエの様子を You Tubeでアップしましたので、どうぞこちらへ


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