蜂八 憲

もの書く虫。noteでは短編小説と時々エッセイを書きます。ノベルゲーム制作チーム「超水道」所属。 チーム最新作「ghostpia」では制作進行としてNintendo Switch向けに移植開発中。お仕事のご依頼▶ 8yaken@chosuido.jp
    • 《短編小説集》なにがしかの話
      《短編小説集》なにがしかの話
      • 19本

      物語の半分はほろ苦さでできています

    • 《エッセイ集》何時ぞやのこと
      《エッセイ集》何時ぞやのこと
      • 6本

      人工甘味料は使用しておりません

    • 《長編小説》Angel Doll
      《長編小説》Angel Doll
      • 13本

      「超水道」加入以前に書いた作品をお蔵出し。冬の一週間を舞台に描かれる、人と人形のお話。全10話。 ◆文:蜂八 憲 ◆絵・音楽:真島こころ http://flower-prayer.com/

失恋歌を聴くようになった12年間の話

 僕が幸せなラブソングを聴かなくなったのは、いつからだっけか。  確か、中3の12月。英語の授業で洋楽を紹介された頃のことだ。そこで教師が取り上げたのは、三つの曲…

好きになりそうな人と写真を撮った夜の話

 ES──エントリーシートなんてのは、自室でひとり粛々と書くに限る。大学のラウンジで、それもお喋りな女友達と一緒にやるべきことではないのだろう、たぶん。 「ところ…

音痴の人魚に歌を教える譚

 ある日の夕暮れ、とある国の北の果て。  大海原を望む断崖のふちに、一人の男が腰掛けておりました。豊かに蓄えられた白髪、顔に走る幾筋もの皺。薄汚れた粗末な衣服も…

三代目「我が家のカレー」ができるまでのこと

里帰りにて食ひたきもの 帰省したら食べたいものが、2つある。 ひとつは、地元・福岡の豚骨ラーメン。 もうひとつは、実家のカレーだ。 なんなら、実家のカレーを食べる…

帰省の時だけ会う彼女との8年間の話

 ──いつの頃から、帰省が億劫になったのだろう。  大学受験を機に上京して、はや10年近く。俺の記憶が正しければ、就活が始まったあたりで一気に腰が重くなった覚えが…

辺境魔女が旅巫女と別れるまでの譚

「冗談じゃねェや!!」  狭い一室に、男の絶叫がこだました。 「もうすぐ祭りなのに値上げだァ!? ただでさえ高っけえのに!!」  怒声とともに男は値札を指差す。  いわ…