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詩集:届かないいつか

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#傷

詩001*(無題)

詩001*(無題)

深い沼があって

渕をゆらゆら歩いてた

いつでも落っこちれるけど

きわきわを

たらたら巡っているのが

たまらなくて

吹けば飛ぶような

情けない足取りで

てろてろ歩いてた

あるひ

深い深い沼が

広い広い湖に変わってしまった

絶え間なくきらきら水面を

乱反射する光で

落っこちるのは

簡単だと思ってた沼は

歩きたかった縁は

消えてしまったの