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詩集:届かないいつか

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詩002*(無題)

詩002*(無題)

その姿を

現わしてくれた

君を

眩しく見ていた

消えゆく君を

目を細めて

見ていた

その残像は

今でも

胸に突き刺さったままだ

目の前に現れた

君の

その輝く翼の

ほんの先が

頬をかすめて触れた

ボクは

もう

何処にいるのか

わからない

何度でも

蘇り胸を抉る

あの

シアワセな

一瞬の永遠

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(2018

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詩001*(無題)

詩001*(無題)

深い沼があって

渕をゆらゆら歩いてた

いつでも落っこちれるけど

きわきわを

たらたら巡っているのが

たまらなくて

吹けば飛ぶような

情けない足取りで

てろてろ歩いてた

あるひ

深い深い沼が

広い広い湖に変わってしまった

絶え間なくきらきら水面を

乱反射する光で

落っこちるのは

簡単だと思ってた沼は

歩きたかった縁は

消えてしまったの