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小学生の息子2人の夏休みを利用して、男3人でインド旅行に行った話_9(ダラムシャーラー・マナリへ)

前回は熱狂のフラッグセレモニーと、出会った日本人のご厚意に甘えて卓球をしていたら、バスが地滑りでキャンセルになった顛末をnoteしましたが、今回はその後の話をnoteします。

ひょんなことから、ダラムシャーラーに行く事になった3人。プライベートタクシーは予定より1時間半遅れて20時30分に迎えにきたものの、謝罪の言葉はもちろん、申し訳なさすら微塵もありませんでした(笑)

プライベートタクシーというからどんなものかと楽しみにしていたら、「乗り合いではなく、あなた達専用だよ」という意味でした。値段は約250㎞で4,000Rs(約7,200円)。タクシー料金を計算するサイトで調べたところ、東京駅から郡山駅(福島県)が248㎞で100,000円弱だったので日本の感覚からするとだいぶ安いですね!

運転手は19歳の若い純朴な青年。運転はマイルドであるものの、彼はインド人。やはり自由だ。
まずなんかわからんが、たびたび車を止めて10分ほど『何か』をしてくる(何をしてるのかはわからない。タバコ臭くもないので本当にわからない)。
道中車内はインドの音楽が爆音でかかり続ける(子どもが眠るからと注意をすると、音は小さくなった)。もちろん当然の権利とばかりに飯を食い、一服する。(その間お客様の私達は社内で待機。。。)

まぁこれも面白いなぁ〜、でもなんか理不尽さを感じるから、プライベートタクシーとやらはもう乗らないと思っていると、夜中の2時に着いてしまいました。

ダラムシャーラーは18年前に、2回目のインド旅行で訪れましたが、流石にもう知らない街。子どもたちもいるので、少し高めでしたが24時間対応してくれるホテルにチェックインをしました。

やはりある程度自分でコントロールしないと、意図しない結果がついて回る。結果、ダラムシャーラには2日ほどいたが雨がやまず、観光や散策し辛いので、チベット文化を楽しみながらも、早々に元の目的地マナリ方面へ行くことにしました。

※トップの写真はチベット料理の絶品モモ(餃子)人気店。餃子というより小籠包にちかい味わい。

温泉への情熱が15時間のローカルバス旅行を耐えさせてくれました。

実は私は大の温泉好きです。次の目的地マナリは、高地にあるため涼しく過ごしやすいだけでなく、寺院に併設された温泉があるということで、とてもとても楽しみだったのですが、よく調べるとマナリの近くに(とはいえバスで4時間以上かかる)マニカランという場所があり、そこはインドの草津と称されているとのこと!

これは行かなきゃ!と思い立ち、1日中雨で陰鬱な気分になるダラムシャーラーを抜け出し子供たちと、バスに飛び乗りました。マニカラン直通バスはなかったので、ひとまず中継地であるクルーという町に行くことにしました。

ひどい悪道をローカルバスに揺られながら、途中落石で2時間立ち往生しつつ10時間。17時ころにクルーに着きました。
腰はガタガタ、ほこりまみれで解放された私達はチケット売り場で、「マニカランに行きたい!ホットスプリング行きはあるか?」と質問をしました。

「おぉ、お前はマニカランに行きたいのか、答えはノーだ!」と神妙な面持ちで答える、チケット売り場のインド人!

なぜだ?と聞いてもよくわからない!「プリーズ、スローリー!」というと少しわかった。

マニカランへの道は大規模な地滑りで、二車線とも通行止めだ!ローラー車で地固めしないと通れるようにならないが、ローラー車は他の現場にいるため、通行の目処は立っていない。すべての交通手段がノーだ!

ということらしい。いゃあ、それにしても雨季のインドよ。地滑り多すぎない??

しかし私の温泉熱はどうしたらいいんだ!?居ても立ってもいられない私は、息子達に大量のお菓子を与え「すぐそこだ」と半分騙して、マナリ行きのバスに飛び乗り、22時になんとかマナリに到着しました。朝七時から15時間。子ども達よ、本当にごめんね!

※このnoteは2023年8月10日~8月11日までの出来事を記載しています。

次回はマナリからレーへ。

翌日朝起きたときに見えたのマナリの風景。インドとは思えない絶景だった。

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