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《離島の生活》「チョイのら」のすすめ

こんにちは!2022年に千葉から、八丈島に家族で移住した「わたる」です。
今回は千葉県千葉市で生まれ育ち、普通のサラリーマン生活を送っていた私が、、、移住後にはじめた農作業についてnoteします。

私は釣りが専門で、農業はほとんど未経験でした。

移住の目的や移住後は農業を始めようと思っていたわけではないので、最初は妻が敷地内で作る、家庭菜園をぼんやりと眺め「何が楽しいんだろうなぁ?」とみているだけでした。

しかし、移住後交流が多くなった島民は農家の方や、本業の傍らで作物を作られている方が多く、作り過ぎた野菜をいただいたり、そのお礼に少し畑仕事を手伝ったりしているうちに、「こんなに大量においしい作物が手に入るなんて、なかなか面白いなぁ」と感じるようになりました。

もともと私の父が市民農園で野菜作っていたので少しは手伝った経験はあるのですが、特別面白いと感じたり、自分でもやりたいとは、当時は思いませんでした。そんな私が農業に興味を持つのは、不思議ではあるのですが。
『島の生鮮食品は輸送費がかかるのでそこそこ高い』という現実的な部分にくわえ、自身の中で「自分で食べるものをなるべく作りたい」という想いが芽生えてきました。さらに思い返してみると、父が畑を始めたのもちょうど父が40歳前後の頃だったので、同年代となった息子の私が畑を始めることに「やっぱり親子なんだなぁ」と不思議な縁を感じています。

自分で作った野菜たちは、やっぱりおいしいです!

仕事の合間にする畑仕事は、ちょうど良い気分転換になる

とはいっても就農する!というほどの強い想いがあるわけではないので、家の敷地と知人にお借りした畑で細々と作物を作っております。
※八丈島の就農支援は手厚いらしいので興味がある方はコチラを!

2023年より作り始めて、これまでに作ったりチャレンジしている作物は以下。

じゃがいも / 里芋 / たまねぎ / 白菜 / キャベツ / ブロッコリー / オクラ /
とうがらし / わけぎ / ソラマメ / 長ネギ / トマト/ ナス / ピーマン / 生姜 /
にんにく / ほうれん草
イチゴ / ブルーベリー / バナナ / レモン

温暖な気候の為、比較的初心者でも作りやすいのだと思います。

左上:イチゴの花 左下:バナナの花 右:パッションフルーツの花

もちろん失敗も!!

ずぶの素人が見よう見まねでやっているので勿論たくさんの失敗もしています。ちょっと一例をご紹介(苦笑)

・バナナ:2023年10月に念願の実がついた矢先に、風速15~20mくらいの暴風雨の影響で、呆気なく折れてしまいました。島なので強風の日は割とよくあるので楽観的にとらえ、対策をしなかった事を本当に悔やんでいます。

・白菜:冬に育てた白菜は、ずっとネットをかけていた影響か。。。12月にアブラムシの大量発生を招いてしまいました。。。。50株の白菜すべてにアブラムシがびっしりついて、真っ黒な白菜に。アブラムシのついてない部分を求めめくっていくと、少し立派なチンゲンサイみたいな白菜となりました(涙)

・ほうれん草:私の住んでいるところではカタツムリが非常に多く、夜間や雨の日にはほぼすべての野菜に侵略をしてきます。その中でもほうれん草は格好の餌食となっており、未だまともに収穫が出来ません(苦笑)最近はカタツムリに良く効く「ナメトール」という薬剤を利用して防除しています。


上:アブラムシに散々にやられた白菜。
左下:折れたバナナ 右下:とにかく多いカタツムリ

手をかけたらかけた分だけ、リターンがあるのが良いところ

わが家では、仕事の合間に農作業に出かける事を「チョイのらしてくる」と言っていますが、何と言ってもチョイのらの魅力は

ちょっとの時間でも仕事を忘れ、土をいじったり作物の世話をすることはリフレッシュになり、その後の業務の効率が上がる事です。

意外と家庭菜園レベルでも、毎日「虫取り」「肥料やり」などちょっとした世話があるので、収穫向上にもつながり一石二鳥だと感じています。

畑仕事をするようになって、釣りをする時間が減っているのですが、天候次第だったり、こちらの努力よりも運の要素が強い釣りに比べ、畑は手間暇かけた分だけ収穫量が見込めるという側面が私の性に合っていると感じています。

いかがでしたか?島ならではという話ではないですが、生活イメージとして参考になると嬉しいなぁと思っています!

■別のシリーズ【息子ふたりと1ヶ月インド旅行に行った話】

移住を考えた時、移住先の情報収集や移住先の家・仕事についてなど移住先選定に向けての行動や情報に着目しがちですが、わたしが移住活動を行う中で一番大事だと分かったのは、「自分の気持ちを整理し、自身の欲求に素直になること/気付くこと」さらに「家族や親せき、職場など第三者に気持ちを知ってもらい、理解が必要な場合はそのコミュニケーション設計をどうするかということ」でした。
上記のことに悩まれている方はぜひ、私といちどお話ししませんか。
ご興味ある方は以下をご確認ください。


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