【秋の美味しい日本の伝統色/無子色】~世界もココロもグラデーションでできている~349
こんにちは
八彩理絵子(やいろりえこ)です。
前回、「また会いたい」「また行きたい」という「また」を思わせることが大事というお話しをしました。日々精進しながら、楽しみながら魅力を追求したいです。
さて、今回は「食欲の秋」にちなみ、というか私は1年中食欲ありますけど(笑)この時季の楽しみに果物は欠かせませんね。ところでみなさまは梨がお好きでしょうか?私は、みずみずしくて自然の優しい甘さが口いっぱいに広がる幸せが味わえる梨が大好きです。
ということで今回の伝統色は
「梨子色」(なしいろ)
渋くもスイーティーな黄色
梨
梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。梨(和梨)は、中国が原産で日本に渡来しました。また日本書紀にも栽培の記述が残っており、江戸時代には百を超える品種が栽培されていたそうです。現在のような甘味が強く果肉のやわらかい梨は、明治以降に発見されたり品種改良されたものです。
「日本書紀」によれば「桑、苧(からむし)、梨、栗、蕪菁(ぶせい)」などの草木を植えるよう、持続天皇が詔を出したともいわれているそうです。
梨が詠み込まれている俳句作品
爽やかでみずみずしい梨の味は、私たちにとって秋の味覚として馴染み深いものです。俳句の季語としても多くの作品に詠み込まれてもきました。
梨のある秋の風景が目に浮かぶような俳句作品ばかりです。その中からいくつかご紹介します。
大きなる 梨を包みし 袱紗哉
【作者】 正岡子規
せみ啼や 梨にかぶせる 紙袋
【作者】小林一茶
月の梨 二つといふも めでたさよ
【作者】高野素十(たかの すじゅう)
ともに居て 梨剥けば足る 恋ごゝろ
【作者】日野草城(ひの そうじょう)
梨剥いて やりながら 子に何いへる
【作者】久保田万太郎(くぼたまんたろう)
ことわざ
「なしのつぶて」ということわざはみなさまご存知のことでしょう。漢字だと「梨の礫」と書きます。この漢字を見たら果物の梨でしょ!なのですが・・・調べてみました。
まず、「なしのつぶて」とは
返事がない、応答がない、無視されている、などの意味で用いられる言い回し。主に、連絡を試みたが相手からの反応がないさまを表現する言い方として用いられます。
漢字では「梨の礫」と書きます。果物の梨と同じ漢字ですが、ところが実際には「梨」は「無し」の当て字といわれています。本来は「無し」が正しかったのですが、わかりやすくするためにあえて「梨」にしているということです。したがって「なし」は果物の梨とは一切関係ないことになります。
礫は瓦礫(がれき)の「礫」と同じ漢字なので、「投げる石のこと」を意味します。小さい頃に小石を投げた経験はないでしょうか?友だちと一緒に、川や公園で石を投げるようなことです。でも当たり前のことですが、その小石はあなたの元には戻ってこなかったでしょう。そのため「なしのつぶて」は「投げられた小石が戻ってこない様子」を表すようになりました。転じて「反応がない」「音沙汰がない」などの意味をなすようになったということです。
秋が旬の果物
桃ぶどう・イチジク・梨・栗・りんご・キウイフルーツ・柿
楽しみですね(^^♪
今日はここまでになります。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
お・ま・け
これまでの記事でも美味しい伝統色書いてます。
お時間ある方ぜひ覗いてみて~
良かったら「スキ💗」してみて~
はじめの頃の記事です。改行をスマホ用にしようとして、なんだか迷走してやらかしてます。恥ずかしい💦記事の最後の方に書いてます。でも一生懸命書いてました(笑)今でも一生懸命は変わらんよ~
柿色(かきいろ)
葡萄色(えびいろ)
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
大切なお時間をありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?