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他人の魅力はよくわかる。

広報の仕事を長年やってきた。だから他人の魅力はよくわかる。

特に学校関連の人たち。

高校生、大学生、先生、保護者、職員、経営陣。

学校に協力してくれる企業人、医療人、地域の高齢者や子どもたち。

取材やイベントなどを通してたくさんの人たちとあってきた。

1000人や2000人じゃきかない。
何千人の人たちと出会っただろうか。

高校生や大学生。とにかく控えめな子が多かった。自分の魅力に気付かずいるかのように。

広報という立場で彼らのことを見ていると「すごいことやっているな」「いいこと言うな」と思うことがたくさんあった。

僕よりずっとすごいなと。

本人たちは自分自身を評価していない。

周りからの過剰な評価も欲しがらない。

ただ目の前の人に喜んで欲しくて。

ただ自分がそこにいたくて。

至ってシンプル。

こんないいことやっているんだから、もっと発信してもいいのに。

代わりに僕が伝えよう。

広報の仕事のやりがいはこんなところにもあった。

先生や学校に協力してくれる人たちの取材も面白かった。

とにかく熱い人が多い。

世の中を少しでも良くしたい!

高校生や大学生に自立の力を身につけて欲しい!

そんな想いがひしひしと感じられた。

リアルを感じる現場の取材で僕も大きな刺激を受ける

刺激の設計ミス?周囲との温度差で自ら孤立。

取材でいい話はたくさん聞けた。

心の奥底にある不安や悩み、希望もたくさん知った。

組織が目指す想い、今まで培ってきた歴史とつなげる。

なんだライバル校と言われる学校とは明らかに違う道があるじゃないか。

コピーライターやアートディレクター、デザイナーたちと何度も意見を交わしてパンフレットやホームページを制作した。

出来栄えは毎年最高!

これを見れば何か感じる。
これを読めば心に届く。

そんなことをいつも思っていた。

高校生の反応はまずまず。
伝えたいこと、響いて欲しいことに共感した入学者が多くなってきたと感じていた。

これを積み重ねていけば世の中からもっと認めてもらうことができる。

自信はあった。
でも周囲と温度差があるようにも感じていた。

説明するもの面倒。どうしてわかってくれないのか。

そしてだんだん人との距離を自ら遠ざけていた。

人と理解し合う努力をしなかったために孤立の道へ

誰もわかってくれない!実は自分のことが一番わかっていない?

制作物の出来が悪かったわけではないなかった。
周囲の人たちがわかってくれなかったわけでもなかった。

僕が伝える努力をしてこなかったからだった。

世の中に伝えたいこと、その理由・目的、どうしてそうするのか・・・。

何人でも、何回でも、とことん意見を交わし、理解しあえる関係を築くことが本当は必要だった。

それを怠った。

それ以前に、僕という人間を伝えることもしてこなかった。
いや、伝えることができなかった。

誰もわかってくれないんじゃなくて、自分のことを誰にも説明できなかった。

それがわかったのは50歳を過ぎてから。

我ながら少し笑ってしまう。自分のことが良くわかってないまま50年も過ごしてきたことを。

そして50歳を過ぎて自分が何者なのかを探す日々に入っていった。

本を読む、スキルを学ぶ、街を歩く・・・。
没頭できるものを探していた。

AB型の自分

血液型はAB型。

「二面性」「何考えているか分からない」「一人が好き」「気まぐれ」。

こんな言葉でよく言われている。

嫌じゃなかった。

理由は「多くの人と違う」から。
少しだけ優位性を感じるから。

だからといって圧倒的優位な立場、絶対的エース的な立場にはなりたくない。

注目を浴びるから。いい人であり続ける必要があると思っていたから。

目立っていないようで目立つ存在。

「知る人ぞ知る」「山椒は小粒でもぴりりと辛い」。

そんな存在が理想だった。

だから「考えていることが良く分からない」と思われていた。

好きなこと、思ったこと、昨日のこと・・・。
自分のことが語れないから人と関わるのが億劫に。
でも存在は知って欲しかったんだと思う。

パーソナル・ブランディング

2年前に出会った。そして気づいた。自分が何者なのか。
人に説明できる自分は何か。

・お世辞は言わない
・正直に誠実に
・慎重かつ大胆
・本当は人が好き
・みんなで燃えてみんなで泣く

こういう自分であるために。

飾らず、等身大の自分で。

こういう自分を必要としてくれる人と出会うために。

臆せず自分の姿を発信しようと思った。

それが僕自身のブランディングだから。

ブランディングの講座仲間が書いてくれた僕の感想。
自分のこともちゃんと説明できるようになろう!





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