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業務委託のくせに雇用主を気取るな

そのシャッチョさんはnoteもやってたはずだから、この文章を見られたら結構ヤバイかもだけど、どちらかというとその人はnoteよりも某社のブログに力入れてたみたいだし、まあいいか。

どーも。相変わらずクラウドワーカーしてます千代八千代です。

クラウドワークてぇのは、まあ大体が業務委託。で、在宅業務だったりすることも多くて、スタッフ間の連絡はLINEだったり、チャットワークだったり。グループチャットとは別に各スタッフが個々に社長と1対1で繋がってるチャットがあったりする。
その会社の仕事もそうだった。

ところがその仕事、まあ最初に業務の範囲と報酬を提示はされるんだけど、それがコロコロ変わる。範囲が狭まると当然報酬も減るわけで、その分仕事は楽になってるように見た目上は見える。しかし本当に楽になってるのかはやってみないとわからない。かかる手間が変わんなかったら条件悪化ってことで、その条件下で同じように働くことを要求されてしまう。
その辺が曖昧だったので、社長との個別チャットで確認してみた。報酬が減るがその分本当に楽になるのかと。
そしたら社長は怒り出し、当初「この仕事は千代さんにお願いする」と言っていたのが、急に「千代さんにお願いするかどうかわからない」と言い出すようになった。誰にやらせるかまでコロコロ変わる人だった。

労力の変わらない仕事を、そうとは気づかされず知らぬ間に値下げされてたんじゃたまらない。金額交渉するのは当然だ。
怒り出す、ということは、やっぱりやましいことがあるからですよね? 条件が変わらないという自信があるなら堂々としてりゃいいんだし。

その後私は、グループチャットの方でも社長に意地悪されるようになった。
他のメンバー達とやりとりしている最中に、「千代さあーん。いたら返事してくださーい」「離席中ですかー」という文言を私宛に何度も打たれる。
いるから発言してるに決まってるじゃんよ。とっとと要件切り出せよ。
他のメンバーの前で私に恥をかかせようとしているのが見え見え。
あくまで社長は、「対社長宛に」私が「はい何でしょう」と打たないと納得しないようだった。

でもここを辞めたのは、もっと決定的にムリ! と思うことがあったからだ。

まだ意地悪される前のグループチャットで、社長はスタッフ達に自分のことを「あなた達の雇用主は、…」とポロッと言っていたのだ。

いや。

アナタ雇用主じゃないから。

「雇用」てのはな、社員以下、アルバイト、パート、までだろ。
そしてまた雇用ってぇのはな、最低賃金とか雇用保険とかちゃんとした上で初めて雇用と呼べるんじゃい!!
業務に従事している時間によっては社保完とはいかないまでも、せめて労災ぐらいはな。

私達スタッフは従業員ではなく、業務委託なんだからそれぞれが独立した個人事業主なんだよっ。
だからアナタにとって私達スタッフは従業員ではなく、まあしいて言うなら「出入り業者さん」とお考えくださいね。
備品を届けてくださるアスクルさんや、宅配便さんとかと同様の。

そして私達スタッフにとってアナタは、雇用主ではなく「クライアント様」なのですよ。
だから「ウチはこれ以下ではやりません」という金額交渉だって対等にする。

そのことがわからないような「経営者」では……
まあこの視点が持てない人だから、私のことを「自分に逆らった従業員」としか思えなかったのでしょうけど。

あ。でも、こんなんでも社長ご自身は自分のことを「コロナ禍で仕事のない人に仕事を分け与えている優しいワタシ」というセルフイメージでいるのだと思う。マジで。

×  ×  ×  ×  ×  ×  ×

最近、大手企業でも、一旦社員を解雇し、改めて業務委託契約を結んだ上で働かせる流れがあると聞く。体のいいリストラとして。
最低賃金に満たなくても、雇用保険なくても働かせることができるから。

業務委託になった人は、今ここに書いたことをしかと噛みしめて、どうか誇りを持ってほしい。
自分は個人事業主だ。条件次第では今まで働いていた会社とは別のクライアントを持ったっていい。と。

あと、「雇用」の場合でも要注意なのが、「別に地元密着のローカル企業でもないのに、地方に本社を構えたり、地方に移転したりする会社」。
表向きはどうせ「地方活性化」とか「ワークライフバランス」とかキレイゴトを言うんだろうけど、より最低賃金の安い所で、という腹づもりだったりしてな。

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