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<おでかけクリエイティブナイト> 第12回「クリエイティブがもたらす20年後の幼児教育のあり方」

第一線で活躍しているクリエイターをゲストに迎え、クリエイティブのヒントを探るトークセミナーシリーズ「CREATORS FILE」。


第12回 おでかけクリエイティブナイト
ゲスト: 迫田健太郎氏(社会福祉法人ChaCha Children & Co.理事長)

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第一線で活躍しているクリエイターをゲストに招いて、各専門分野の仕事について語ってもらう「クリエイティブナイト」が特別出張。「おでかけクリエイティブナイト」と題し、東京ビッグサイト「インテリア ライフスタイル」にて開催されました。
第12回目となる今回のゲストは、「持続可能な未来の主役を育む。」がコンセプトの「ChaCha Children Daikanyama」や、「自然公園×クリエイティブ教育」がコンセプトの日本初の都市公園内保育園「ChaCha Children Soshigayakoen」など、未来志向の新しい学びの場づくりを行う社会福祉法人ChaCha Children & Co. 理事長の迫田健太郎さん。子どもたちを社会の担い手として尊重する独自の価値観や、幼児教育とクリエイティブの共創について語り合います。


「ChaCha Children」は「20年後を創る」場所

西澤:今日のテーマは「クリエイティブがもたらす20年後の幼児教育のあり方」です。迫田さんには日々の教育現場のお話も聞きながら、クリエイティブについて語り合いたいと思います。

迫田:よろしくお願いします。日ごろ、こうしたセミナー会場に幼児教育の関係者が来るのはめずらしい気がしますが、それも楽しみにやって来ました。「ChaCha Children」という名前の保育園を16カ所展開しています。ここ15年ほどで拠点を拡大し、保育園の規模としては比較的大きくなりました。

西澤:16カ所もあるんですね。

迫田:私たちが理念に掲げているのは「20年後を創る」。焦点をあてるのは20年後の未来。保育はその手段だと考えています。

西澤:なるほど。

迫田:「明るく元気な子」や「たくましい子」と掲げる保育園は多いと思いますが、私たちはちょっと違っています。「今日の笑顔」も確かに大事ですが、「『20年』という数字を使って未来を考える」ことを、世の中に伝えていきたいと考えています。私たちは保育が得意だからたまたまそうしているだけであって、飲食や建築、他にもさまざまな分野で、多くの人が20年後の社会づくりに関わっていますよね。

西澤:それってすごい。迫田さんはどんなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。

迫田:保育園は母が立ち上げた園で、ぼくは2代目なんです。母は生まれながらの幼児教育者で、今でも朝4時に目覚めた瞬間に子どもたちのことを考えているような人です。一方で、ぼくは園を継ぐことは考えていなかったし、子どもはどちらかと言うと苦手で、どう関わっていいかわからなかった。でも、それがかえってよかったんだと思います。現場は子どもたちのことを大好きなスタッフに任せながら、ぼくは俯瞰して園を見ることができるからです。

西澤:理事長に就かれてどのくらいになるんですか。

迫田:約10年です。40歳で代替わりをして、現在50歳。母には得意なことに専念してもらおうと考えました。

西澤:いいバトンのまわり方ですね。

迫田:現・アクセンチュア出身なので、外資系の環境でもまれながら、ビジネスのフレームワークをたたきこまれてきました。「ChaCha」に入ってからも、ずっとそうした経営を続けている感じです。

西澤:理事長になった当時、経営面ではいかがでしたか。混沌としていた?

迫田:そうですね。「情」で物事が進んでいて、「経営」は成されていませんでした。

西澤:ううっ、クリエイティブ業界も状況は似てるから耳が痛い(笑)

迫田:客観性と永続性のある組織じゃなきゃ続いていかない。そのために組織の筋肉をつけるのに、アクセンチュア時代に学んだフレームワークがとても役に立ちました。

西澤:なぜアクセンチュアに?

迫田:ぼく、昔は公認会計士になりたくて。



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