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晩夏に

盆送り集う笑顔の愛しさよ溢れる器に微笑み返す

目をこすりうとうとしてる11歳どうか未来の明るきように

黒髪の揺れてうつむくきみの頬うっすら淡き思春期の頃

ひとときのしあわせ抱きて夏の月笑ってるんだほら見てみて

「ありがとう」このひとときを彩って夏が静かに行き過ぎるとき

しみじみと山すそに湧く水のごと潤せるならしあわせだな

今年は、みなで集まるのは無理かなと思っていた。。
が、糸を手繰るように時の恵みとこころか、また今年も集えた。
 子どもたちを送りながら、見上げた月は 満月に少し足りないが
明るく光っているような気がした。
 しみじみ こころのなかにほのかな嬉しさが広がっていた。
こわれそうなほのかな抱きしめたい嬉しさだった。





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