見出し画像

霊とは、確率を操り偶然を生むチカラ

今日、昼間に珍しく妹からメールが届いた。
内容は、実家で18年間飼っていた猫のみーちゃんが亡くなったという報告だった。

先週、僕の家族であり同居人(猫)のあかさんが亡くなったばかりだというのに、まさか実家でも、家族が逝ってしまうとは…。

仕事が終わると、急いで家路につき、ポケットにちゅーる一本を忍ばせて、実家に向かった。

最初メールを受け取った時には、病気か老衰だと思い込んでいたが、続けて届いたメールには、「風呂に落ちた」と書いてあり、溺死したみーの姿を想像して悲しくなった。

実家に着くと、みーの亡骸は既に無かった。

市のゴミ処理場で行っているペット火葬のサービスを利用したというのだ。

そのサービス自体や、そのサービスを利用した両親に思う所はあるが、ここでは伏せて置こうと思う。
ただ、遺骨の返って来ないサービスなので、うちのあかさんのように骨袋がある訳でもなく、みーの寝床には一応、線香立てが置いてあり、僕はそこに線香を立ててちゅーるを一本供え、手を合わせた。

両親や妹に詳しい話を聞けば、みーは少し前から病気がちで、何故か、お風呂に行っては洗面器の水を飲む変な癖が付いていたそうだ。
多分、今回も洗面器の水を飲もうとして誤って落ちたのだろうかと思うが、みーの変な癖に気付いていたなら、風呂場を開けっ放しにするべきではなかっただろうにと、悔やまれてならない。

しかしながら、猫は昔から、死期が近付くとなるべく人目に付かない場所に行き死ぬのだと言うから、みーもそう言った猫的な死の流儀に従ったのかも知れない。
実家には割りと大きな体躯の犬もいるので、家の中で、犬が来ない場所を探してるうちに、風呂場に行き着いたのかも知れない。
勿論、これは僕の想像のうちでしかないけれど。

また、奇しくも今日、2021年2月25日は、友引であった。

人間で言えば、この日に弔事を行うと友人にも同じ事が起こると言われており、何とこの日、実家には、お世話になっているお坊様がいらっしゃっていて、亡くなった祖父母の供養にお経を頂いていたそうだ。

僕はこの話を聞いて、先週亡くなったうちのあかさんが寂しくて、みーを連れて行ってしまったのかなと考えた。
そう考えるのは切ないし、実家の家族には申し訳ない気持ちもあるけれど。
しかし、僕には、あかさんを責める事は出来るはずがない訳で。

願うならば、もう誰も連れて行ってあげないでね、と、願うばかりだ。

ちなみに、

先日、左前足を化膿させてお医者に掛かった「きいろさん」の動きが何となくおかしいと感じたのも、なんと、友引の日だったのだ。

きっと、多分、偶然だとは思うのだが。

タイトル画像:https://www.photo-ac.com/
画像製作者:にゃごめさん https://www.photo-ac.com/profile/3266165

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?