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自分らしく生きるために。

僕は1月いっぱいで、仕事を辞めた。

去年の4月に入社をしたので、実質10ヶ月で会社を辞めたことになる。

僕は、約15年間続けてきたサッカーを引退し、福岡に一人暮らしをしながら
とある携帯ショップで働いていた。
新人として4月に入社し、同期たちと一緒に1ヶ月間研修に励み、
研修後はそれぞれの店舗で一生懸命頑張っていた。

僕も同期や先輩方に負けじと、頑張っていたのだが、、、

入社して1ヶ月ちょっとしてから、帯状疱疹ができた。

ストレスが原因だった。

慣れない環境、慣れない営業の仕事、いろんなことが重なり
起こったこの結果は自分にとって最悪な出来事だった。
気持ち的には大丈夫だったからこそ、体は正直だったため
無理をしていたのか、自分の体が弱いのかどっちなのだろう、と考えたくらいだ。

でも、仕事は出なければいけなかった。店舗スタッフが3人しかいなかったため休むわけにはいかなかった。

人手が足りないから休むわけにはいかない、と自分に言い聞かせ、
働いていたのが帯状疱疹の原因だったのかな、と今では思う。

でも、無理をしてでも仕事に出なければいけなかった為、本当にキツくなり
仕事に対する不満も増えていった。

「僕がしたい仕事場所はこんな環境だろうか」
「本当にしたい仕事は何だろう」

この不満は、月を重ねるにつれて大きくなっていった。

店舗内で売上1位になっても給料も変わらず、いくら頑張ってもなにも変わらない。
同期の中でも仕事量が圧倒的に多かったが、それでも変わらず。

どんどん流れてくる仕事量に圧倒され、体調を崩すことも増えた。

仕事から逃げたくて、ズル休みをし実家に逃げたこともある。
それくらい仕事が楽しくなく、苦痛に変わった。

もうこのままではいられないな、と思ったのが11月だった。

親にも、
「仕事を辞めたい」と伝えた。

「自分のしたいようにしたらいい。自分の人生なんだし。」

と親に言われた時は、申し訳なさと悔しさでいっぱいだった。

でも、会社へ伝える勇気がなかなか出ず、迷っていた時
僕を変えてくれた1冊の本に出会った。

Tommyさんの「シンプリスト生活」という本だった。

本屋でこれを見つけた時、一目惚れだった。
とてもシンプルなデザインで、本にしては珍しく、でも魅力的だったなと
感じたのを今でも覚えいている。

少しだけ内容を紹介する。

「人生において本当に大切なことは、ほんの少しだと思う。

 でも私たちは、人の目を気にしたり、他人を羨んだり、

 SNSの情報を追いかけたり、

 固定観念や社会の常識に無意識にとらわれ、結果、

 モノゴトを必要以上に複雑に考えてしまっている気がします」


「もっと自分中心の価値基準で、自由に生きていい。

 だって自分の人生なのだから。

 大切じゃないことは考えなくていいし、縛られなくていい。

 だって人生は有限なのだから」

本当に衝撃的だった。
どれだけ自分を犠牲にして、他人の為に頑張っていたのだろう。

たった1度の自分の人生なのに。

他人からの評価や目ばかりを気にして、生活をする毎日。
それはもう、辞めよう、そう思ったらすごく気が楽になった。

僕は、これをきっかけに仕事を辞める決断をし、本部長や店長にも伝えた。
何度も止められたが、気持ちが揺らぐことはなかった。

そして、2023年1月いっぱいで仕事を辞めた。

今は実家で、自分がやりたいことを好きな時間にしている。
仕事を探しながら、でも無理をせず、自分のペースで動いている。

親にはたくさん迷惑をかけている、と思っているし、
自分の未熟さや気持ちの弱さが原因になっているのも承知だ。

社会一般的は、
「社会人は苦しいのが当たり前だ」
「人生そんなに甘くない」
と思う方も多くいると思っている。自分も、少しはそう思う部分もあるし。

それでも、自分がしたいように生きよう、と思えたのは
「シンプリスと生活」という本が教えてくれた。

この10ヶ月苦しかったけど、シンプリスト生活の本ををはじめ
彼女や友人、親に支えられて今の自分がある。本当にありがとう。

まだ21歳なのだから。

いろんなことに挑戦し、たくさん失敗をして、シンプルなライフスタイルを目指して
これから生活をしていきたい。

自分らしく生きるために。

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