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日々是メモ「私にとってのジブリ作品『耳をすませば』」

12月21日月曜日 の日々是メモ

植物 イチョウっていつまで葉をつけているのでしょうな。

読書&育児 絵本のこぐま社のちょっとした雑誌をよんで印象に残った部分→外で遊ぶのが大好きでなかなかじっとしていられない子ほど、実は絵本が大好き。

 絵本の世界に対して、そのあとどうなるの?!というように、興味をもったらどっぷり浸れると言うか、気になって、読み聞かせなどでは割と一番前で目を輝かせて聞いたりするらしい。我が子はまさに絵本より外遊び!という感じで、なかなか絵本をじっと聞くタイプでなかったので、少し安心した。


エンタメ 本日の拡大テーマ!私にとっての耳をすませば。

 私はジブリ作品が好きなのだが、特に好きな耳をすませばのDVDをまた借りてしまった。耳をすませばは、ひとつの心の拠り所のようなものだ。

 子供の頃からこの作品はよく見ていた。私が大人になっていくどの過程でも、耳をすませばを見てきたことが影響していると思う。幼少期から青年期、青春期、大学時代、社会人、どの過程でも、なにかあれば耳をすませばをみて懐かしむことをしてきた。好きだからふと見るのだが、懐かしむという気持ちがいつもある。こころの里帰りのような感覚かもしれない。映画の中の日常に、自分の意識も溶け込ませて、きもちの安定を取り戻す。耳をすませばを媒介して心をリセットする、という感覚か。こころの洗濯のような。いかんせん、私にとってはもう使い古した洗濯機だから、染みとか汚れとか、完全には取れなくても、洗濯前より綺麗になるしさっぱりするから、きっと大人になった今でも手放せないのだろう。

 好きな映画も他にもたくさんあるし、ジブリ作品でも他にも好きな作品はたくさんあるのだが、耳をすませばは特別だ。きっと、私にとっては、とくに強いメッセージ性を感じない(受けない)から良いのだと思う。何も考えず、見たいと思うときの状況を選ばせないから、ここまでの長い付き合いなんだろうと思う。(例えば、魔女の宅急便はカラッと元気になりたい時にみたい。もののけ姫は自分に気合を入れたい時やしゃんとしたい時にみたい。ぽにょは優しい気持ちになりたい時にみたい。紅の豚は大人に希望を持ちたい時にみたい、ナウシカはどっぷり悩みたい時に読みたい。というように、他の作品に関しては、手に取りたいと思う時の目的やそのときの環境は使い分けをしてしまう。耳をすませばはそれがなく、私にとっては何も考えずに見れる、見たくなる唯一の作品なのである。)

 子供の頃から何十回も見ているので、耳さえ映画に向けているだけで問題ない。セリフを聞けば画が浮かぶようになっている。

 映画の中の日常に浸ることが好きなので、私はとにかく映画の前半が好きだ。雫の家の中でのシーンだったり、図書館だったり。後半につれて、恋愛のからみで日常が非日常になっていったりする流れになってくると、前半よりも聞き流す。後半の、雫が自分の実力にチャレンジしていくシーンや、クライマックスの2人が抱き合うシーンはもはや、見なくても問題ない。しかしエンディングはなるべく見る。エピローグの流れているあのエンディングにこそ、日常が詰まっている気もしなくもない。

 育児生活になってから耳をすませばを見て新たに感じたことは、両親とお姉さんがテーブルで瓶ビールを飲みながら、おばさんちでの滞在の談笑をしているシーンに対して、羨ましいと感じたことだ。そして初めて気づいたが、もっと自分の両親とこのシーンのように瓶ビールを飲みながら何気ないことで談笑する時間が持ちたかった。

 耳をすませばのお姉さんと同じ立場の時(大学生)は、親元の沖縄を離れて生活をし、1年に数回しか帰省せず、若いうちはもちろん家族より友人に会いに帰っていたので、親と過ごす時間はさほどなかった。社会人になってからは、怒涛の仕事一筋生活で、そもそも沖縄まで帰るためのまとまった休みを作れなかった。サービス業だったので一般の方との休みとも合わせられないし、帰省=疲労困憊を癒やすものだったので、親とゆっくりお酒を飲みながら語るなんて、考えても見なかった。(一緒に過ごすけど、親は仕事があったりでなかなかゆっくりという時間は取ってなかった気がする)そのうち、私は娘ではなくて、もう、ひとりの人間の親になってしまった。

 わざわざ文書にしなくてもいいくらい、そもそもそんなに気にしてもいないのだが、なんで羨ましいと思ったのか?と考えていたら、意外にもこどものこころの自分のきもちが垣間見えたので、記念がてら残しておこうと思う。きっと、親にもっと甘えたかった自分がどこかにいるんだろう。"こどもじゃなくて、大人になった娘"の自分の時間が、私の人生ではすこし少なかったから、憧れたんだろうな。 


人間 公園であったおばちゃん。おばちゃんもいろいろ。

・今日のおめでとう 初めて見る鳥をみつけた。水鳥のオオバン。恐らく、家族でいた。真っ暗で嘴が白くて、水面をバサバサと走っていたので、思わず笑ってしまった!久しぶりに初めて見る鳥をみれたことにおめでとう!

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