秋田にいたマネカタッ

マネカタッ

この単語でピンと来る人が秋田で何人いるだろう。

マネカタッとはバンドの名前である。

今はすでになくなってしまったバンドである。

誇張無しで、私が秋田の地元バンドのなかでトップクラスに好きだったバンドである。

そのバンドについて少し書いてみようと思う。

これは評論なんかではない。ただのファンであった私の思い出である。


マネカタッとは

マネカタッは当時呑んだクレイジーというバンドをやってチャーン・クレイジーさん(ベース、ボーカル)が中心になって活動していたバンド(というよりソロプロジェクトに近かったのかも)である。

スリーピース編成でチャーンさん以外のメンバーは流動的であった。


マネカタッに抱いていた感想

最初にマネカタッのライブを観た時、一発で好きになった。

ポップパンクが軸にありながら多彩な音楽性、メロディ。
そして文学的かつルサンチマン溢れる歌詞。
すべての要素が私に刺さった記憶がある。

マネカタッは1枚だけCDを残していた。
「球体関節」という1曲入りCDである。写真無くてすみません。
この球体関節が大好きで何故この曲しか音源がないんだろうもっと他も聴きたいと思いながら繰り返し聴いていた。

マネカタッは秋田にはいないタイプのバンドだった。
言わばチャーンさんの思想全開(歌詞においても音楽面においても)のバンドだったので好みは別れるバンドであったと思う。
しかし繰り返すようだが私はそのマネカタッというバンドが大好きだったのだ。誰が何と言おうとこれは揺るがない事実である。


最後に

マネカタッはもう存在しない。ユーチューブに音源も残っていない。あるのは私の手元にある「球体関節」のCDのみだ。
もうマネカタッのライブを観ることは叶わないだろう。
だからこうして文章にしようと思った。
誰のためでもなく、私自身のために書いた。
私のライブハウスの記憶の中にマネカタッはものすごい爪痕を残したバンドだった。
ありがとうマネカタッ。

※この文章を書くに当たりチャーン・クレイジーさんから承諾をいただいたうえで書きました。

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