結婚式に向かう新幹線
結婚式に向かう新幹線。
8年ぶりに1人で帰省。
お化粧はいつもよりしっかり目、ヘアスタイルもセットしてきた。
親友の結婚、お祝いしたい気持ちしか持ち合わせていない。
きっと誰もがこうやって祝福されて結婚して家庭を築いているんだろうな。
新幹線の窓越しに見える、マンション、大きな戸建て、アパート、、色んな生活が垣間見える。
誰もがそれぞれの家庭を築き、生活している。
50年前に結婚したおじいちゃんおばあちゃんも、
新婚さんも、、
苦楽を共にし、同じものを食べ、一緒にいる時間が長くなり何だかちょっと似てきたな〜と思ったりしているのかもしれない。
夫婦の組み合わせなんて幾らでもあったと思う。
それでもやっぱり、結婚するってことは運命なのかなと思ってみたり。
タイミングが違えば違う相手と結婚して、違う場所にいるかもしれない。
でも、そんなこと考えても何にもならなくて、多分今が大事なんだろうな。
今が運命なのだと思う。
友人の運命の大事な一日に立ち会えることが嬉しくて、感慨深くて、ただそう思うだけで涙があふれる頃に名古屋通過。
電車は線路の上を間違いなく走っていて、結婚生活も夫婦で同じ線路の上を走っていくようなものかもしれない。
新幹線みたいにこんなにビュンビュン飛ばしたら多分、吹っ飛ぶだろうな。
二人三脚で一歩ずつ、結んでいる紐を緩めたり結んだりしながらゆっくり歩んで行って欲しいと思う頃に京都。
あと少しで着く。
披露宴で突然友人からの言葉を求めてマイクを向けられたらどうしようと、勝手に鼓動を高めている私。
全身全霊の「おめでとう」を伝えよう。
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