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登山はきらいだけど高尾山が大好きだ 後編



登山嫌いなわたしがお届けする高尾山の魅力、後編。

【綺麗】
まず駅が綺麗。
京王線高尾山口駅は、木を基調としたあたたかみのあるかっこいい駅だ。2015年にリニューアルされた。新国立競技場などを手掛けた隈研吾さんのデザインだそうだ。
新しい駅なので、トイレも綺麗。多目的トイレも綺麗で広くて使いやすくてありがたい。高尾山に行くと一度は息子のオムツ替えをするので、私としては大きなポイント。公共トイレ、寒くて汚いことがあるからね。

山の上のほうのトイレも綺麗だったと思う。初めて山頂まで行ったとき、どこかで使ったトイレが綺麗で驚いた。結婚する前だったので8年くらい前か…今はどうだか分からないけど…
気になって調べようとしたら、高尾山のトイレについてまとめてくださってる方がいた。なんてありがたいお方。


参道も飲食店も小綺麗。薬王院も、山道も綺麗だ(優しいルートしか行ってないけど)。歴史があるのに小綺麗で、嬉しい。

【周辺のお店も魅力的】
これは私もまだ探検中なんだけど。
先月、夫と3人で行ったときにお昼を食べようとしたら参道のお店がほとんどお休みだった。
唯一開いていたお店は混んでいて、どうしようかと思いながら周辺を歩いていたとき、公道を挟んだ向こう側にレストランを見つけた。

夫が食べたもの。わたしと息子はサラダランチを食べた。
外のお席も素敵!夜は焚き火もできるそうだ。わんこもいた。

広々した店内はおしゃれで居心地がよく、お外の席も素敵だった。息子もサラダランチとスープを気に入ってよく食べていた。子供用の椅子も貸してくださった(座らなかったけどありがとうございました)。

あとで気付いたが、ここはそもそもホテルだったようだ。

素敵!!




先日息子と2人で行った時、疲れたので559ミュージアム内でお茶しようかと思ったら閉館の時間になってしまった。
しかしちょっとゆっくりしたい。
気になっていたカフェがあったことを思い出し、行ってみることにした。

559ミュージアムから道を挟んで向かいのあたりにある。
わたしのカフェオレ、息子のホットミルク

「あたたかいお席にどうぞ」と案内してくださった席はほどよく離れたところにストーブがあり、懐かしくてキュンとした。小学校にあった形のストーブで、加湿のためなのか、やかんがおいてあった。

久しぶりにラテアートをいただけて、すごくテンションが上がった。しかも薄ピンクのかわいいカップでハートのラテアートとは、普段接触することのないプリティ具合でなんだかもじもじしてしまった。山奥で隠居暮らしでもしてるのか、私は。
息子のホットミルクはぬるめにしてくださって、ありがたかった。(この写真を撮った10秒後に盛大にこぼしたけど)
スチームで表面がふわふわで、息子は一口飲んでびっくり。元々くりくりの目をさらに大きく開きキラッキラさせて、「ふん?!」と言った。口の周りに泡がついていた。初めてのもの、嬉しいね。「ふわふわ」という言葉を覚えた。
ジュースだけでなく、子どもが飲めるあたたかい飲み物があることが嬉しかったけど、ぬるめにしてくださったり、ダブルウォールグラスで時間をかけてもほんのりあたたかいままで、ありがたかった。bodumのグラス、買おうかな。

近くの席の方が食べていたデザートもすっごく美味しそうだった。
帰りにコーヒーのドリップバックを買った。いろんな種類があって、久しぶりにおいしいコーヒーを買うのでうきうきした。今度、時間ができたらゆっくり飲むんだ。妊娠前はハンドドリップの練習をして楽しんでいたけど、最近はインスタントコーヒーばかりだったので想像するだけで嬉しい。
牛乳を床とテーブルにこぼしたこと、おしりふきで拭いたけれどたぶん残っていることを謝罪すると、お会計のお姉さんは食い気味に「ぜんぜん大丈夫です」と言ってくれた。大抵の店員さんはそう言ってくれるだろうとは思うけれど、その方があまりに優しく無邪気でまぶしい笑顔だったのでなんだか感動してしまった。

ショーケースに並ぶ大きく美しいケーキを息子と眺めて、きらきらした気持ちでお店を出た。

カフェ好きな方、ぜひホームページご覧ください。テンション上がります。きっと行きたくなります。誰か一緒に行こ。



散策したらもっといろんなお店があるかもしれない。またうろついてみたい。

【春夏秋冬、どの季節も楽しめる】
以前、高尾山の広告で
「ベストシーズンは春夏秋冬です。高尾山。」という文言があった。
(京王線の駅や電車内で見られた。テレビCMもあったらしい。)
その通りだと思う。
春は新緑。木陰は涼しい。559ミュージアム前で水遊びしたり走ったりできる。ケーブルカー乗り場の前で桜も堪能できる。

夏はソフトクリームを食べて、やっぱり559ミュージアムで遊ぶ。(ほとんど1年じゅうソフトクリーム食べてるし、ミュージアムには毎回行くけど)。お茶屋さんにはかき氷なども出ていた。

秋は紅葉。これも麓だけでも楽しめるし、以前リフトに乗ったとき、迫力があって感動した。

冬。八王子方面はただでさえ都心より1度ほど寒いんだけど、でも大丈夫。寒くても楽しいから歩きたくなる(登らない奴が言うな)。
お蕎麦を出すお店も多い。たしかおしるこも出してるお店もあった。お茶屋さんやカフェでまったりしたり、焼き栗の香りであたたかい気持ちになる。
559ミュージアム(しつこい?)は冬ももちろんあたたかく、楽しい。

前編後編にわたってお送りしました、わたしが思う高尾山の魅力でした。

他にも「登らなくても空気が美味しい」、「すごいアングルから京王線の電車を見ることができる(電車が停車していれば、駅から参道へ向かう途中で、電車の先頭を下から見上げることができる)」、「団子がうまい」などがある。

季節の自然を楽しめて、おいしいものが食べられる、子どもも大人も安心してのびのび楽しめ、帰りの電車は心地よい疲労感をもたらす高尾山。
きっとニコニコできます。

登山の好きな方なら、きっともっともっとあの山の魅力をご存知だろう。
私は今後も、たぶんあんまり登りはしないけど、また高尾山に行って魅力を発見するぞー。

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