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高尾山〜陣馬山

[ルート] 高尾山口駅→(稲荷山→6号路)高尾山→小仏城山→景信山→陣馬山→陣馬高原下バス停

 高尾山〜陣馬山の縦走はどちらからの方が楽なのだろう。数年前にいきなり富士山に登るのは無理があるだろうと、連れられて登ったのは陣馬高原下のバス停からだったのだが全く記憶にない。今日は高尾山から登ってみた。高尾山から陣馬山経由で藤野駅はどちらからも歩いているが、陣馬高原下バス停に下山するのははじめてのことである。

 高尾山口駅に6時少し前に着き、1号路か稲荷山コースで登るか少し迷った挙句、距離が800mほど短い稲荷山で登ることにする。ヘッデンをつけて登り始めたのは6時頃。06:51が日の出なのでギリギリ間に合うか間に合わないか。「旭稲荷」様にご挨拶し、あずま屋まで登り、一枚上着を脱ぐ。少し明るくなってきた。あと30分で登れるだろうか。

 途中から6号路に入る。沢を登り、少し登ったところに、新しく階段が設置されていた。選択をミスったかもしれないと思いつつ、長い長い階段を登り終え、山頂直下で別の道に合流したところで御来光。少し凹むが黙々と進んで数分後に山頂に到着。時刻は6時55分。見たままを写真に収めらることはできないが美しいモルゲンロートの富士山。

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 少し休んで腹ごしらえ。まだまだ先は長い。残すところ15kmくらい。次に向かうはもみじ台経由で一丁平。共に富士山の眺めがいいところ。さくっと写真を撮り、先日歩いたばかりの城山へ向かう。ウォーミングアップ完了で足が軽い。城山に到着するとここでも綺麗な富士山。大きな松の木と共に写真に収める。雲取山のダンシングツリーを思い出す。

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 城山で小休止。今日は近場かつエスケープルートも沢山あるのでゆっくりのんびり、なんて思っていたら小仏峠からの景信山への登りがきつかった。陣馬からの方が楽なのかもしれないなと思う。やっとのことで景信山に到着する。東方面は開けているが、富士山側は木々が生い茂っている。三頭山から槇寄山への道にも似た様な眺望があったか。

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 陣馬山へ向け進み、明王峠に到着。ここでも富士山が見れることをはじめて知った。少し休んで、残すところ2.5kmの陣馬山へ出発。遠くに馬の像が見えるがなかなか近づかない。歩き始めて4時間半でようやく陣馬山に到着。ここからの富士山も素晴らしい。ほんの少しだが海が光って見えるのがうれしい。塔ノ岳の表尾根を思い出す。

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 ここで大休憩。和田バス停か、藤野駅か、当初の予定通り陣馬高原下バス停に下りるか悩むが「圏外」で、和田からバスの時刻が調べられないので陣馬高原下バス停に下りることにする。少しうろうろし、下山開始。

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 途中から急な下り坂になる。鍋割山から後沢乗越までの下りを思い出すが、クッションのある膝に優しい道。黙々と下って、沢に出たと思ったらすぐ林道。ここを登ることを考えると高尾からの方が楽かもしれない。

 林道を歩き、次のバスの15分前くらいにバス停に到着。約18km、休憩込みで6時間の山歩き終了。頭もいつにも増して空っぽになったし、寒い中、思い切って足を運んだ甲斐がありました。初心に戻った日日是好日。