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カンボジアへの旅

2017.12.29〜2018.1.2まで3泊5日の弾丸年越しカンボジア旅行に行ってきました。
2010年の3月に初訪し(7年半ぶり)、今回は2回目。

年に約1〜2回は海外に行っているものの、記録に残すということをしたことがありませんでした。そんな中、今回は書いてみようと思い立ちました。
理由は、カンボジアからの帰国のトランジット(乗り換え)でベトナムのダナンにて約8時間半も待つことになったため…。

読むに耐えないかもしれないですが、カンボジア旅行が非常に楽しかったので、行ったことがある方も思い出してもらったり、行ったことがない人が行きたいと思ってもらえると嬉しいです。


1日目(2017.12.29)

成田からダナン(ベトナム)までが約6時間半。ダナンからシェムリアップが約2時間。
現地時刻の19時頃にカンボジアのシェムリアップ空港に到着。ホテルからの送迎のトゥクトゥクが来ており、走ること約20分で市街地、宿泊先のホテルに到着。明日からの遺跡巡りの体力を温存するためにもホテルの1階のレストランで食事。

市街地に入ると、トゥクトゥクの横を現地のバイクがすれすれのところをびゅんびゅんと走っていくので刺激的です。


2日目(2017.12.30)

朝早くに起き出し、ホテルのカフェで朝食を済ませて、遺跡巡りをスタート。
今日はアンコールワット、アンコールトムとタ・プロームの3つの遺跡を巡ります。
トゥクトゥクで3つを巡る約6時間(相当ゆっくり観て回っても問題ない時間)で、$23。
遺跡からトゥクトゥクで約15分離れたところにあるチケットカウンター(クレジットカード利用可能)で写真入りのチケットを購入。アンコール遺跡群を観て回るチケットは1day($37),3days($62),7days($72)から選べるようです。

2010年に来訪したときは1dayが$20でした。2017年ごろに値上げをしたそう。地元にお金が落ちるのであれば嬉しいことですね。ちなみに現地の人たちは顔パスで無料でアンコール遺跡群を巡ることができるそうです。

アンコールワット内部は、回廊が多く、各回廊の壁画も異なるので、ぐるぐると回っても飽きないのですが、気づくと迷子になりますので要注意。
iPhoneなどのスマートフォンであればGoogleマップがオフライン(機内モード)でも機能するのでどの方角から来たかだけチェックして覚えておくのをおすすめします。

世界文化遺産であるため、遺跡巡りは当然ですが、自分にとっては「食」が大事なので、せっかくなので美味しいものを食べようとレストランを検索してました(自分が泊まったホテルもですが、wifi環境はやはり整っている印象です)。その中で、日本人の口コミも多く、自分がビール好きということもあって、「SIEM REAP BREWPUB(シェムリアップブリューパブ)」というお店に決めました。弾丸の日程だったので、遺跡巡りで多少疲れていましたが、ナイトマーケットにも行ってみようと思い、ホテルからトゥクトゥクに乗り込み10分($2)程度で到着。

ナイトマーケット内にはいろいろなストリートがあり、その中でもひときわネオンがギラギラなのが飲食店が集まったPub Street。隣国タイのバンコク・カオサン通りを彷彿とさせる雰囲気でした。

どの店も賑わっていて楽しそうな雰囲気がぷんぷんしてました。カオサン通りとの違いは過剰な客引きや風俗などのいかがわしいお店がほぼ存在しておらず、家族連れの旅行客がいるほどでした。カンボジアも7年半でここまで変わるんだなと実感した瞬間でもありました。


3日目(2017.12.31)

3日目はベンメリア遺跡へ。揺れも激しいし土埃がからだ中につくんですが、トゥクトゥクが大好きなので、ベンメリアまでの約2時間も迷わずトゥクトゥクを選択。バイク・トラックの排気ガスのにおい、土埃のにおい、屋台のにおい、その土地のにおい。そこに住む人たちの空気感のほんの一部を体感できるので、超絶おすすめです。

ベンメリアはずいぶんと観光地化が進んでおり、中国人のツアー客や高齢の方々も見受けられて驚きました。当時のガイドブックを持っていっていたので確認したところ「毒蛇や山賊に注意」と仰々しい表記があり、ずいぶんと温度差を感じました。(もちろん当時も山賊には遭遇しませんでした笑)

ベンメリア遺跡($5)も約1時間程度で観て回り、トゥクトゥクドライバーのRain(レイン)さんの元に戻ると、「トンレサップ湖にも行ってみないか?」と提案をしてくれました。

今までの中でも最も舗装されていない道を30分程度進み、途中で船のチケットを購入($25)。約2時間の船旅へ。

乗り込み方も相当ワイルドなので、ぜひ行ってみてからのお楽しみに。
乗り込んだ船は、父ちゃん(船長)と子ども2人が運転する船。出発時に父ちゃんがエンジンらしきものをひねると、後方の機材がバチッという音とともに火花を見せる。「え?」という表情を見られたのか、父ちゃんは「大丈夫だよ」という意味を込めた笑みを見せてくれました。なんだかそのときの雰囲気が絶妙で、一気にカンボジアのことも、父ちゃんのことも子どもたちのことも好きになりました。


4日目(2018.1.1)

31日の大晦日は、カウントダウンということもあり、ホテルのテラスから花火が見えました。お目当ての初日の出をみるために早めに就寝。

初日の出は相当混むだろうと覚悟していましたが、チケットカウンターもアンコールワット内もそこまでは混んでおらず。日の出の予定時刻がAM6:25だったのですが、AM5:15にホテルを出て、AM6:00ごろにはアンコールワット内でゆっくりと待つことができました。

3月と9月はアンコールワットのど真ん中から太陽が出てくるのを望めるそうです。

日が出る前は、カンボジアといえどTシャツ1枚では少し肌寒かったのですが、徐々に太陽が出てくるとぽかぽかと気持ちのよい気温になっていきました。

新しい年をよりよいスタートとともに切ることができ、素敵な元旦になりました。


余談:旅行中に感じたこと

カンボジア人(とくくるのが正しくないですが、少なくとも今回の旅行で出会ったカンボジアの人たち)の共通する特徴がありました。

ナイトマーケットからレストランに行く際にトゥクトゥクのドライバーに声をかけて「ここに行きたい」と言ったとき、5,6人のドライバーが集まってきて現地の言葉で「あのへんか?このへんじゃないか」と喋りながら、客を奪い合うこともなく目的の店まで連れて行ってくれました。

トンレサップ湖でも、無数にある船の中からチケットに書かれた番号の船を探しだしたり、船から目的のトゥクトゥクを探し出すのも、すべて現地の人が結集・連携して助けてくれました。

それは、「困っている人を助けきる」というところ。これは、今まで行ったどの国(日本を含めて)でも感じたことがない特徴でした。

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