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子供はいつも今を生きている


私もいつも、今を生きるということをスローガンとして生きています。
子育てをする中で、「子供はそれを体現しているな」と
「大人になるにしたがってそうできなくなってしまうのだろうな」と当たり前のことをしみじみ感じました。



今食べたい!

スーパーで買い物をした時、子供にデザートを買ってあげました。
「夕ご飯食べてからね!」
その時は納得して、嬉しそうにかかえて家に帰るのですが。
帰った途端
「デザート食べたい!」
「今食べる!今食べる!」
となってしまいます。
さっき、夕ご飯食べてからって言ったところなのに。納得もしていたじゃないか。
しかし、子供は今を生きている。
寸分先も意識していないのだなと感じるのです。
今しかない!
まだ、未来のことが認識できないのかもしれませんが、悩みもその分なくていいな。と羨ましくも思います。

今行きたい!

同じように、
「公園に行こうか!」
と言っても。
「いついくの?今!? 今行きたい!」
都合があるから昼過ぎてからね。と言っても。もうスイッチは入ってしまっています。
今でなければ、それは無いものと同じ、そんな感覚で主張をしてきます。

未来を考えてしまう大人。

我々大人はいつから未来のことと、過去のことを考えるようになるのでしょうか。
小学生で、夏休みの課題を計画的に片付けようとするところから?
しかし、最後の最後に溜まってしまって計画なんてうまくいかないのが常。
中学生位になって、受験の計画を考えるようになってから?
中学生になると、後先のことを考えていたなという意識はあります。
しかし、まだまだ今を生きていた感覚があります。
受験とはいえ、まだまだ先のことだろう。
先のことだろうと、後回しにするのは「今を生きている証拠」なのかもしれません。
計画を立てて、しっかりしている方が、未来を考えているということにつながっているのかもしれません。
未来を考えることは、計画を立てやすく、堅実な人生を歩んでいけると思います。
しかし、考えすぎるのも害があります。
それは、先のことを考えすぎると不安になるからです。
まだ、起こらないことを先に考えすぎて、杞憂に終わることも多々あるかもしれません。
近い将来のことを考えて、目標を決めるのはすごく素晴らしいことだと思います。
そのほうが最短距離を行ける。
ただ、その目的地が正しいかどうかは到達してからでないとわからないのです。

逆に過去を考えるのはどうでしょうか。
中学生のときに、小学生のときのことを後悔はしなかったように思います。
高校生位になってくると、中学生はよかったなと思うことも少なくありませんでした。
受験勉強がきつかったのでしょうか。わかりませんが、思春期を少し超えた位で大人になったということなのでしょうかね。
過去のことを考えたところで、今は変わりませんし、思い出すのは大変だったこと、辛かったことのほうが多いような気がします。
これは、バイアスかもしれません。
嬉しかったこと、楽しかったことよりも、きつかったこと、辛かったことのほうが印象が強く残っているので、それを思い出している。
過去はそれほど悪いものではなかったはずなのに、何故か落ち込んでいるかもしれません。

この観点から現在のことだけを考えている子供は、健全で羨ましいと思うのです。
私は意識的に、今を生きることを中心に考えています。とは言え、未来、過去のことは考えないという方が無理だと思います。最小限にしようとは努めていますが。

過去の自分があって、今があり、未来の目標があって今頑張れる。
全く考えないという訳ではなく、その連続性を意識するプロセスがあってこそ、今に集中できるのかもしれません。

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